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当てはまると故障寸前!?時計修理チェックシート
どうも!時計師のmichiです!
普段、腕時計の修理を行っていると気になったコトがあります…
それは「はじめての修理ほど高額になってしまうケースがあるなあ」ということです。
というのも、せっかく修理をご検討いただいたのに「やっぱり時計の修理は高いからやめよ。」と長く時計を使ってもらうチャンスを潰してしまっているのではないか、、、
今回はそんな思いで、時計が故障する<原因やきっかけ>あるあるをチェックリスト方式であげてみました!
はじめての時計修理は高い?
日々のいろいろな時計の症状を見ていると、こうして修理に出していただくまでになかなか時間がかかってしまったのかな??なんて思うことがあるんですね。
歯医者さんが「虫歯を放置しすぎたね、痛かったらその時、診せにきてネー。」というような感じでしょうか(笑)
ちなみに、↑は僕の体験談でめっちゃ痛いまま放置していました。お恥ずかしい。。。
ではなぜ、そのようなケースが起こるのか。
それはきっと、時計の故障の症状が分かりづらい/どこから修理が必要か分からなということが一つあると思います。
そのため、本記事では簡単にお使いいただいている腕時計の修理のサインを確認できるリストをご用意しましたのでぜひチェックシートとして利用してみてください!
このチェックシートだけ確認すれば、あなたの腕時計が今、修理やメンテナンスが必要なのかどうか、一発でわかるようにしてみました!
ご安心ください!すっごく簡単です!
※気になる方は目次でチェックシートまでスキップできます!
故障の症状が分かりづらい
そもそも論、故障の症状にどんなものがあるか知っていないと故障の判断がつきにくいかもしれません。
使えているけど壊れている箇所があった、というコトがけっこうあるあるだったりしますので(笑)
故障の症状は様々なので、今回はこれをすると壊れてしまうよ
というところで判断していきましょう!
どこから修理が必要か分からない
ぶっちゃけ時間を見るだけだから、針さえ動いていれば機能は果たせている
と言えてしまいますよね。
でも本当は、時計は精密機械で繊細ちゃんなのです、、、
そのため、せっかく買った時計を長く使いたい!
と思うのであれば定期的なメンテナンスを時計師としてはおすすめしてます。
イメージは車の車検や人間ドックみたいな感じで(笑)
症状が悪化する前に発見、予防してくイメージですね。
それではここからチェックシートになるので、一緒に見ていきましょう!
Step1 時計の故障チェックシート[使い方編]
□購入してから2年以上が経っている
□時計を使っている時や保管している場所の近くに強力な磁気を発生させるもの(パソコン・携帯電話・テレビ・スピーカーなどなど!)がある
□時計を腰以上の高さから落としたことがある
□時計の金属部分が凹んだり、ガラスに傷がつくほど思いっきり硬いものぶつけたことがある
□シャワー、食器洗い、水に浸かってしまう状況で時計を使用していた
※防水性能の高い時計はのぞく
まずは日常的な使い方から確認してみましょう!
こちら2個以上当てはまっていると黄色信号。
もちろん使用状況にもよりますが、故障になりやすい状況で使ってしまっているサインです!
Step2 時計の故障チェックシート[見た目編]
□時計のベルト部分が目に見えて汚れが溜まってきている、または革ベルトの場合はちぎれてしまいそうだ
□使っていて、最初の頃よりも着けたり外したりする感覚がゆるくなった気がする
□全体的もしくは部分的でも金属にサビが出てきた
こちらは見るだけで簡単にチェックできる時計の外側のお話。
実は1個でも当てはまると要注意!
時計自体は動いていても修理の時期かもしれません。
というのもこれら症状が現れると、中身よりも外側が先に壊れてしまう可能性があります。
そうなると使用中にベルト部分が壊れて、そのまま時計が地面に落下という悲惨なことに・・・!
ベルトなど外側の汚れはクリーニングによって綺麗にできる場合がほとんどなので、クリーニングをする/しないのとではモノ持ちが大きく変わってきます!
時計の修理屋さんは多いですのが、「電池交換のみ」で対応しているところも多いので、合わせて『洗浄/クリーニング』を行うところがポイントです。
ちなみに、僕も「修理の見積もりはイイから、とにかく電池交換だけ」という声に応えたコチラ↓電池交換&クリーニングをセットでやらせてもらってます!もし良ければお願いします^^
▼時計師michiによる電池交換券[外装クリーニング込み]
ネットの時計修理【TOKEIYA michi】
Step3 時計の故障チェックシート[中身編]
□3,4秒に一度、秒針が動くようになった
□1日に10秒以上ずれるようになった
※機械式をお使いの場合ですと日常的にこの程度の時間ズレのモノもあるので故障ではないです!
□ガラス内部にくもりや水滴、湿気跡のようなものが出てきた
□時計ガラス内のパーツが外れかけている・浮いている
□針を回した時に、以前よりもとても重くなった・何か引っかかるような感触がある
最後は中身のチェックになるのですが、こちらになってくるともう分りやすい故障ですよね(笑)
なのでもちろん1個でも当てはまったら修理のサインなんですが、
2つのパターンに分けてご紹介して終わりたいと思います。
✔︎時計として針は動いているけども、間もなく動かなくなってしまう状態
→おそかれ早かれ修理が必要です
※電池切れの場合は放置すると液が漏れてきてしまうこともあるため、早めに修理に出すことでそちらを防げます!
✔︎故障や不具合が出てきているけども、針の動きには影響が出ていない状態
→使い続けられますが、どこかしらにダメージが溜まっていってるのでいずれ壊れてしまいます
こちらの記事でも解説しているので、詳しく知りたい方はぜひご覧ください!
▼時計修理事例「時計の中がくもってきた!?」
▼時計の文字が外れている・・・これってどんな状態!?
最後に
チェックシートお疲れさまでした。また、ここまでありがとうございます!
結論、状態がいいモノと修理が多く必要なモノでけっこうな金額の差が生まれることになります。例えば...
[例]同じ時計を5年使った場合
○2.3年に一度メンテナンスに出すAさん
電池交換(クリーニング付)¥7,000 × 2回分(5年の間に2回修理を出した) = 合計¥14,000
○5年間未修理で金属のベルトが壊れて時計を床に落としてしまったBさん
オーバーホール(クリーニング付)¥26,000 + ベルト交換代¥3,500 + ベルト代¥34,000 = 合計 ¥63,500
「何かちょっとおかしいかな・・・?」
くらいで修理や相談に出すことで結果的に安く・長持ちに。
つまりは何が伝えたいかというと
『定期的なメンテナンスが大事』ということでした!
本記事が皆さまの時計寿命を伸ばすきっかけになれば嬉しいです^^
修理・ご相談はこちらから
今回のチェックリストに当てはまっていたらどんな修理になるのか、大丈夫だったけど気になるところがある。そんな方はぜひ下記*お問い合わせ相談フォームからご質問いただければお答えさせていただきますー!
こちらにて必要事項を埋めて[送信]を押してください!2−3営業日内にメールにてご返信させていただきます^^
※無料でご利用いただけます!
また、途中でご案内させていただいたシンプル電池交換&クリーニングはこちら↓です!
ここまでお読みいただきありがとうございました。
それでは皆様の快適な時計ライフを願って。
時計師michi
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