ライティングの威力を高める8つのルール【信頼ライティング】
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ほんのちょっとした「書き方のルール」を知っているか知らないかで、読み手がコンテンツに感じる信頼度は大きく変わってきます。
本noteでは、知っていれば他のブロガーと一味違うライティングができるようになる、効果的なルールを8つ抜粋して紹介します。
ルールといっても小難しいものではなく、誰でも今日から実践できる簡単なものです。
本文は5分くらいで読めます。ぜひ、あなたの執筆活動に役立ててください。
(※このnoteは無料note「信頼ライライティングver1.0」の第8章を加筆再編したものです。ライティングのスキルを向上したい方にオススメの4万文字の大作noteです。末尾にリンクを貼ってありますので、そちらも合わせてお読みください。)
◆【ルール1】1コンテンツ1テーマ
1つの記事でいくつもの話を書こうとする人が多いですが、記事は「1コンテンツ1テーマ」を原則として書くように心がけましょう。
書きたいことがたくさんあるのはOKですが、読者が混乱してしまいます。一つのテーマについて狭く深く語るのが基本です。
「タイトルの書き方」について語りたいならタイトルの書き方だけを深く語る。「ツイートのコツ」を語るならツイートのコツだけを徹底的に語る。
複数のテーマを同時に語る記事より、1つのテーマをできるだけ深く語る記事の方が、価値を感じてもらいやすいですね。
◆【ルール2】スポットライトは相手に浴びせる
ブログでやってはいけないことNo.1が「自分語り」です。ブログやSNSでは自分のことを語ってしまいがちですが、スポットライトは徹底的に相手に浴びせるようにしましょう。
読者は自分の悩みを解決したくて記事を読んでいるのですから、読んで欲しいなら彼ら彼女らの悩みにフォーカスすべきです。徹底的に彼ら彼女らが抱える悩みを解決することに注力してください。
相手にスポットライトを浴びせ続けると、徐々にファンが増えていきます。ファンが増えれば自然とあなたのことに関心を持つ人が増えます。「〇〇さんのこと、もっと知りたい!」というファンが増えると、あなたの日常を知りたいというニーズが生まれます。
自分のことを語るのは、相手があなたの日常に興味を持つというニーズが生まれてからです。
◆【ルール3】たった一人に向けて書く〜おばあちゃんからの手紙〜
コピーライターの格言に「おばあちゃんからの手紙のように書け」というものがあります。
大衆に向けて書かれたゴシップ誌よりも、おばあちゃんがたった一人の孫に宛てて書いた手紙の方がじっくり読まれるというものです。
情報発信をする時は「たくさんの人に発信すれば読まれて売れるよね!」という思考になりがちですが、不特定多数を相手に書かれた文章は面白くないです。
例えば「男性」より「Aさん」より「ストレスで体を壊しかけたサラリーマンのAさん」に語りかけた方が、起業の方法をテーマに書いたブログは読まれます。
「この人は俺に語りかけてくれてるんだ!」と読者が思ってくれればファンになりますからね。
「たった一人に語りかけて価値を提供しよう」を意識するとライティングの質が大きく向上しますよ。
◆【ルール4】違う視点で3回言う
違う視点で3回同じことを繰り返すと文章の質は上がります。例えば以下のような感じ。
<違う視点で3回繰り返す>
例えば受験勉強で英語を必死に頑張った人でも、英会話できない人はめちゃくちゃ多いですよね。たとえ東大出身でも、英語の論文は読めても話せないって人は多いです。試験で高得点を取れる英語力と会話力は全くの別物なんです。
この文章、まとめてしまえば「受験勉強では英会話は上達しない」って一言を伝えたいだけです。
でも、たった一つの結論を違う切り口で3回繰り返し話すだけで、文章に厚みが出て説得力が増します。
読者はあなたがが思う以上に、あなたが書いていることに興味がありません。3回繰り返すを意識すると、読者が読まざるを得ない魅力的な文章になります。
◆【ルール5】シーンを再現する
読者のイメージを膨らませ、読みたい買いたい欲求を高めるよう、詳細なシーンを描写しましょう。
例えば以下のような感じ。
<シーンを再現する>
美味しい味噌ラーメンといえば東京都町田市にある「おやじ」がイチオシ。オーソドックスな札幌ラーメンで、少し甘口の味噌スープに野菜がたっぷり乗っていてボリューム満点。自家製チャーシューとたまご麺を口いっぱいにほおばると、チャーシューの油とスープが麺に絡み合って絶品です。病みつきになりますよ。
…これを読むと無性にラーメン食べたくなりますよね。深夜に読んでいる人はごめんなさい。
人の経験は視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚の5つの感覚が元になって出来上がっています。あなたのライティングの効果を高めるために、積極的に読者の五感を刺激しましょう。
このテクニックは、アフィリで商品を紹介する時などで有効です。
上記のように、あなたが紹介したい商品を可能な限り詳細にシーンを描写して説明します。読者の頭の中で動画が再現されるくらい詳しくです。
◆【ルール6】文字装飾は2種類まで
これは賛否両論あると思いますが、文字装飾は最大でも2種類までにしましょう。
理由は単純で、装飾をつけすぎると読みにくいからです。
赤青黄紫緑と何色も色分けしたり、絵文字を多用した記事は、読者が本文に集中できなくなってしまうのであまりオススメできません。
僕の場合は、太字と赤文字の2種類を以下の基準で大まかに使い分けています。
◆2種類の文字装飾
太字→読者に読んで欲しい重要な文字
赤字→記事の核心について書かれた最も重要な文章
文字装飾のコツは、装飾部分を読むだけで本文の内容が理解できるようにすることです。
そうすれば、自然と本文の重要な箇所だけをピックアップして強調できます。
文字装飾を最低限で活用して、すっきりと読みやすい本文を心がけましょう。
◆【ルール7】ダサいサイトは意外と読まれる
もしあなたがプロのデザイナーでないなら、ブログとTwitterは「シンプルでダサいサイトデザイン」を目指した方が良いです。
ダサいサイトとはつまり、書かれている内容が読みやすいサイトのこと。
ダサいサイトは意外と読まれますし、読まれた後の商品購入率も高い傾向にあります。
例えば以下の画像をご覧ください。
僕が以前開催したワークショップで「与えられたお題の商品についてのチラシをグループで作りましょう」という課題を出したんですが、そこで参加者さんが作ってくれたチラシを2種類並べてみました。
<読みにくいデザイン>
<ダサいけど読みやすいデザイン>
……どうでしょうか?
前者のチラシは一見は鮮やかですが、ピンクの背景に文字が重なって読みにくかったり、どういう順番で読んだらいいかわかりにくい文字レイアウトになっています。
それに対して後者は最低限の装飾のみ。
デザインは決して凝っていませんが、アピールしたいベネフィットがきちんと読みやすいですよね。
読まれて売れるサイトデザインを、素人が作るのはかなり難易度が高いです。
中途半端なデザインになって読みにくいサイトになる可能性が高いですから、そうなるくらいならダサくても読みやすいサイトを心がけましょう。
ちなみに僕はデザインが苦手です。
センス良く画像を配置したりチョイスするのが下手クソなので、見栄えの良いサイトを作りたいときは必ずデザイナーさんに依頼をするようにしています。
◆【ルール8】ウソは絶対につかないこと
これはライティングのテクニック以前の人間性の問題ですが、ウソはすぐにバレます。
一昔前に、どこからか9桁くらいあるネットバンクの残高の画像を引っ張ってきて「オレこんなに儲かってるんだぜ!」とアピールをする手法が流行りましたが、そういうブランディングをしていた人はほとんどが消えてしまいました。
例えばウソのTwitterプロフィールを書いたとして、一瞬なら信じてもらえるかもしれませんが、ツイートに中身が伴ってなければすぐにフォロー解除されてオシマイです。
あくまで僕がお伝えしてきたテクニックは「あなたが持つ価値ある情報をどう正しく伝えるか」というものです。
信頼ライティングどころか、ウソをつくと一生の信頼を失うことになりますのでご注意を。
……いかがでしたか?ライティングのルールの中でも、特に実践しやすく効果的な8つをピックアップしました。ぜひ、あなたの執筆活動に役立ててください。
そのうちここで紹介したルールやここではお話しきれなかったルールも、個別で深掘りしてnoteにまとめますので、完成し次第公開します。お楽しみに。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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東出タロウ(@shiderow_free)
◆追伸:ライティングのスキルを磨くために
信頼ライティング本編はこちらから読めます。4万文字ありますが無料です。