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「『学びの環境』を『サービス』と思うと成長できないよ」という話【まずググれ】

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お金を払って何かを学ぶのは大事です。僕もライティングとマーケティングの知識を学ぶのに100万円ほどのお金を過去に使ってきました。

ノウハウ、スキル、人脈、仲間など、お金を支払って学ぶことで得られるものは多いです。

でも払った後の取り組み方を間違えると、お金と時間をムダにして終わってしまいます。

どんなノウハウを学んでも成果を出せる人と、投資した学びの環境を1%も活用できないで終わってしまう人には違いがあります。

僕はとあるベンチャーの教育事業で、ブログやSNSを活用してビジネスをしたい人向けにライティングの講師を勤めています。

今日は講師の観点から「学びの環境をフル活用して成果を出すには?」というテーマを深掘りしてみたいと思います。

学びに投資をしようと考えている人、もしくは現在何かしらのスクールや教材で学んでいる人のために書きます。

あ、ちなみにこのnoteは最後まで無料で読めるのでご安心を。

空き時間にゆるーく読んでください。3分くらいで読めます。


◆スクールや教材をサービスと勘違いしている人が大勢いる

まずお伝えしたいのは「スクールと教材はサービス業ではない」ということ。

もしスクールや教材で何かスキルやノウハウを学ぶなら「サービスを受ける」という感覚では絶対に参加をしない方がいいです。

例えばブログを使った起業術を学びたいと思い、教材を買ったとしましょう。

その教材で勉強してブログを立ち上げてからしばらく実践した後、PVが伸びないとか、アドセンスの報酬が増えないとか、最初に目標としていたほどの結果が得られなかったとします。

この時「教材が悪いから上手くいかなかった!!」という発想になるくらいなら、最初から教材を買わない方が良いです。

もちろん教材にも足りていない部分があるかもしれません。参加者が求める情報を細かい部分まで解説できていない可能性もありますし、サポートが充実していない部分もあるかもしれません。

それでも「コンテンツの質が悪い=サービスが悪い」と捉えるのはやめましょう。たとえどんなに質の悪いコンテンツでも、そこから少しでも学びを得ようとすると人は進化します。


◆学びの環境を1%も活用できない人

僕の生徒さんの中にも、学ぶためにスクールに参加したにも関わらず、サービスを受ける感覚になってしまう人が残念ながら一定数います。

そんな生徒の代表が「その質問、本当に今ここでする必要ある?」という質問を、グーグルやヤフーで検索する感覚で聞いてくる人。例えば以下のような質問。

・どんなサーバーがいいですか?
・ワードプレスってどう立ち上げるんですか?
・メールアドレスが上手く取れません
・SNSへの登録が上手くできません
・オススメの本ってなんですか?

でも、それって本当に今すべき質問なんでしょうか?

こういった質問に対しての僕の答えは「グーグルで〇〇と検索してください」と検索を促すか「××というサイトにやり方が載ってますよ」とライフハック系のノウハウが詳しく解説されているブログを案内する、ただそれだけです。

僕としては、キャッチコピーの書き方とか、記事ネタの発掘方法とか、ブログ記事の添削とか、ペルソナの適切な決め方とか、もっと実践的なことを教えるのに時間を使いたいのですが、なぜか調べたらわかる表面的なことを質問してくる人が多いんです。

そんな人たちの心の中には「サービスを受けるお客様思考」がやはりどこかにあるのだと思います。お金を払って教材を買ったんだから、なんでも聞いていいでしょ?という思考。

ですが「調べたらわかることをわざわざ質問する人」は大抵、気づいたらいなくなってしまっています。

僕もできる限り生徒さんのニーズにあった情報を教えたり、個別でミーティングをして質問に答えたりと可能な限り一人一人の悩みを解決できるようにしていますが、それでも最低限のことは自分で調べる習慣をつけないと成果を出すのは厳しいです。

(もちろん僕自身も教えるスキルをもっと伸ばさないといけませんから、そこは精進あるのみですが)

ビジネスに取り組むとき、一人一人のライフスタイルもかけられる時間も違います。そんな中では自発的に行動することを習慣化できない人は取り残されてしまいます。

「せっかくお金を払ったんだからなんでも教えてよ!」というサービス思考のお客様的発想では、ビジネスなんて上手くいくはずがありません。


◆本質を捉えた質問をしないと時間がムダ

せっかくプロに質問する機会を得られるなら、その人にしか答えられない経験やノウハウなど、本質的な課題を解決できる質問をした方が効率がいいです。

この話題をnoteにまとめようと思ったタイミングで、タコペッティさん(@syakaisei)がタイムリーなツイートをしていたので紹介します。

最近、昔の友人から「YouTubeやりたい!」と言われ、質問をもらうことが増えてきている。

ただ、なぜかみんな総じて「編集ソフト」や「カメラ」のことを聞いてくる。

最初に気にするのそこじゃないと思うんだけどなあ。

タコペッティさんは、ビジネス論のウェビナー動画をYouTubeに投稿して活動している方。

小難しいビジネス書を噛み砕いてわかりやすく解説する動画に定評があり、彼のチャンネルは登録者が10,000人を超えている非常に人気があるYouTuberです。

僕も時々参考にさせていただいているのですが、そんな人に「編集ソフト」や「カメラ」のような、少し調べたらわかる知識を質問することは果たして正しいのでしょうか?

例えば「ビジネス書のどんな部分に着目してシナリオを書いているのか?」といった、タコペッティさんでないと答えることができないような本質的なことを質問した方が得られるモノが多いはずです。

これではせっかくドラえもんが近くにいるのに、どこでもドアを出してもらわずに航空チケットの買い方を聴くようなもの。

調べたらわかる程度のことをわざわざ質問するということはつまり、「自分は検索エンジンで調べる程度の能力もない」ということを自分から発信しているのと同じです。

自分の能力の低さを晒すようなものなので、まずは自分で調べる習慣をつけることを強くオススメします。


◆まず調べる!とにかく調べる!質問はそれから

どんな環境でも、まず自発的に調べてから行動する人は成果を出すケースが多いです。

ビジネスはそもそも答えが出ない世界で、もがいてもがいて苦労しながら成果を出すものです。

答えがない中でもトライアンドエラーを継続してひたすら作業を繰り返し、ちょっとずつ正解と思われる結果を積み上げながら成果を伸ばしていく。そうすることで徐々に収入が増えてライフスタイルが良いものになってきます。

そして今の時代、大抵の疑問の答えは調べればわかります。

自分が新しく挑戦しようとするものは大抵先駆者がいて、書籍やブログにその情報を残してくれています。それを利用しない手はありません。

調べて調べて調べ抜いたものを実践して、それでも答えが出ない場合にその時点での成果物を用意してから専門家に聞きに行くのが正解です。

せっかくお金を払って学びの環境に身を投じるのなら、自発的に調べて行動することを習慣にしてください。お金を払って満足する結果にならないよう、あなた自身で行動して環境をフル活用しましょう。

では、最後まで読んでいただきありがとうございました。

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東出タロウ(@shiderow_free


◆追伸

僕はプロのライターとして8年以上の活動歴があるんですが、その過程で身に付けた「読まれて売れるライティングスキル」を1つのnoteにまとめました。約40,000文字のボリュームですが無料です。

以下のリンクから読めます。ライティングのスキルを高めたい方にオススメです。


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