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King & Prince初フェスの瞬間に立ち会ってきた話

11月3日、幕張メッセで行われたテレビ朝日主催のDREAM FESTIVAL 2023を見てきた。国際展示場ホール1〜3をミッチミチに詰めたライブ会場に集まったのはおよそ2万人。先日ピースツアーで参加してきたKアリーナと同じ収容人数である。(https://note.com/shidasan_3mem/n/n3850150ae772?sub_rt=share_pw)何かと大きな箱にご縁があるようだ。
自分の目当てはもちろんKing & Princeだが、出演アーティストのラインナップを見て他にも一度ライブを見てみたかった人達が多かったのが参加したいと思ったきっかけ。幸運にもSS席チケット獲得済みの同僚(WANIMAファン)が同行者を探していたので全力で乗っからせてもらった。

前日のツイートからいかに自分が浮かれていたかわかる。なんならこれを書いている今現在も余韻で浮かれている。
全6組、各アーティスト持ち時間40分、休憩時間含めて約6時間の長丁場だったが正直全然疲れなかった。野外のBMSGフェスで近い時間ほぼずっと立ちっぱなしなのを経験しているからかもしれない。何よりアーティストそれぞれの全身全霊のパフォーマンスを浴びて夢中になっていると時間なんて秒だった。ずっと楽しくて楽しくて堪らない、そんな音楽体験をさせてもらった。


フェス全体所感

前置きはこれくらいにして本題のKing & Princeについて喋りたい。
すでに情報として十分出回っているが、彼らがドリフェスで組んだセットリストは以下の通り。

1.シンデレラガール
2.なにもの
3.名もなきエキストラ
4.踊るように人生を。
5.Funk it up
6. Love Paradox
7.Super Positive!!
8.Key of Heart
9.koi-wazurai
MC
10.愛し生きること
11.MAGIC WORD
12.恋降る月夜に君想ふ
13.I promise
14.TOGETHER WE STAND
15. CHASE IT DOWN
16.ichiban

「2人合わせて、せーのっ、King & Princeでーす!」なんてプリキュアみたいなご挨拶する人達が繰り出したセトリがこれなの、隙がなくて怖すぎ(すき)。
茶化さず言うとKing & Princeをそんなに知らない人も盛り上がれるシンデレラガールやichiban、フェスで絶対にやって欲しいと思っていた名もなきエキストラ、少し期待していた未発売の新曲2曲、新体制以降初のお披露目となる踊るように人生を。にKey of Heart、I promise等どの層にも嬉しい、楽しい、驚きを提供する良い塩梅の構成だと思った。新曲発売日も近く、ツアーもまだ続いている多忙な中でドリフェスのためにツアーセトリ以外からも選曲してくれたことにただ感謝である。
またツアーという意味でいうと後半3曲の流れはピースセトリとも共通しており、今の2人が自信を持ってお届けするラインナップなのかなと感じた。実際一度体感済みの身であるにも関わらず、TOGETHER WE STANDで綺麗に締まったと思ったところに一転雲行きの怪しい警報音が鳴って普通に驚いたし、炎が上がるステージで最後の最後まで踊りまくり、特効と共に背を向けて去っていく姿があまりにもかっこよかった。以前別のnoteでも書いたが、個人的にライブで一番大事なことは「観客を現実に帰さない」ことだと思っていて、King & Princeはまさしくこの観客との駆け引きが上手い人達なのでファンを惹きつけ続けるグループなんだろうなと再認識した。

王子降臨

当日のタイムテーブルは発表されていなかったが、例年の傾向を見るとおそらくKing & Princeはトリであることは予想されていた。実際5組目のWANIMAが登場した瞬間やっぱりそうなんだ…!と何故か自分も少し緊張したのを覚えている。会場中がどこかそわそわした空気に包まれる中、NEXT ARTISTに「King & Prince」の文字が映し出され、続いて暗くなった会場に響く鐘の音。一瞬の静寂の後に「キミはシンデレラガール〜」と光に照らされて登場するKing & Prince、あまりにもKing & Prince過ぎて自然と叫び声が出た。隣で観ていた同僚もおー!と一緒になって飛び跳ねて喜んでくれたし、観客の掴みはバッチリ。改めて一般にも知名度があり、かつグループカラーをしっかり引き出したデビュー曲を持っているKing & Princeって強い。

また当日は花道の先端(?)真横という神席を(同僚が)引き当てたため、I promiseで跪きこちらに手を差し伸べる振りを目の前で見て危うく意識を失うことだった。モニターでもなく防振越しでもない肉眼で見る2人の美しさに王子様だ…実在するんだ…と本気で思った。あと廉くん本当に薄過ぎて一周回って心配になった。衝撃でそれしか覚えていない。頭の容量が2MBぐらいしかないのかもしれない。

客席との対話

客席に対する煽りは本当にアーティストの色が出るなぁと思うもののひとつだが、King & Princeの煽りって「丁寧」だなというのが所感。
特に個人的にフェス映えNo.1曲だと思っている名もなきエキストラでは冒頭に「ドリフェスー!声だしていきましょうー!」と呼びかける海人くんや間奏中の「みんなも一緒にー!せーの!」の廉くんなど2人の煽りが随所に飛び出したが、良い意味で一般的なフェスノリではなく、いつもの彼ららしい無理していないノリで、個人的に見ていてとても心地良かった。「ドリフェス!(ドリフェス!)」というC&Rもサマパラなどの煽りを思い出すそれで、シンプルに楽しかった。
またこの名もなきエキストラ後には海人くんの「顔と名前と振り付けと歌だけでも覚えて帰ってください!」というなかなかの要望が飛び出して会場の笑いを誘っていた。ドリフェスの歴史に刻まれて欲しい名言。

れんかい's コミュニケーション

ファンクラブ動画や音楽番組、直近だとMAGIC WORDのMVでもそうだけど、2人の距離感ってこちらの感覚がおかしいのかバグるくらい近い。そして踊りながら本当に相手のことをよく見ている。Funk it upを目の前で見ているとかなりの頻度で互いの顔を覗き込んでる姿が見受けられた。タイミングが合わなくて目が合っていない瞬間も含め、できるだけ相手とアイコンタクトをしようと試みている2人があまりにもかわいくてずっと口角が上がっていた。
以前の少年倶楽部プレミアムSixTONES回や2023年8月のViViでの「廉はずっとダンスが得意ではないと言い続けているけど、僕はその廉を変えたいと思っている」という海人くんの言葉が印象に残っている。それに対して「『得意ではない』みたいなことは言ってるけど、でも嫌いってわけじゃないからね」と廉くんは返していたが、最近の廉くんのダンスを見ていると海人くんの影響は少なからず受けているのを感じる。それはダンス自体の表現だったり技術面もあるが、何より「ダンスが楽しい」という感覚。MAGIC WORDに寄せた廉くんのコメントからもそれは実際に発信されている。

俺と海人の対比が面白いMVになっていると思います。企画書を見た時からワクワクしながら撮影に臨みました。ダンスも「MAGIC WORD」って歌詞のところとかキャッチーな振り付けがたくさんあるので、踊っていて楽しいです。

2023年10月17日King & Prince公式X(Twitter)より

今回のドリフェスを見て「ダンスが楽しい」という気持ちを2人で分かち合いながらパフォーマンスを届けてくれているのを実感として得た気持ちである。

トロッコ!

Love Paradox〜Key of Heartでは王冠モチーフのトロッコが登場し、これも会場内を沸かせた催しのひとつ。同僚が「ディズニーのパレードみたい!かわいい!」と言ってくれたのも嬉しかった。アイドル現場ではお馴染みの演出だが、これをドリフェスに持ち込もうと思ったところに拍手。会場後方まで全ての人の近くにいこうとする彼ららしくて、コメント動画にもあった「自分達のライブをぎゅっと縮めた楽しさ」「俺ららしさ」をこういった場面でも感じられた。

フェスを終えて

真っ先に思うのはライブってやっぱり楽しいなということ。ピースツアーとドリフェス、立て続けにこんな楽しいライブを浴びてしまったので暫くロスになってしまいそうなぐらい楽しい瞬間の記憶で満ちている。新体制になって初めてのツアー、グループとして初めてのフェス、特別な瞬間に立ち会えた幸運に改めて感謝だ。

また今回のフェスは「なにもの」の歌詞が一段と響くものでもあった。

掴んでみせるさ夢舞台 マイク一本で

以前少年倶楽部プレミアムの関ジャニ∞回で「フェスとか出てみたい」と話していた海人くんが記憶に新しい。「フェスに2人で出る為にはどういう楽曲がいいのかどういうパフォーマンスがいいのか」実現のために逆算して行動するよう勧めた村上くんのアドバイスが今回のドリフェスにも活きているのかなと思うと何だかグッとくる。先日のKing & Princeとうちあげで廉くんが言っていた「今後のKing & Princeも是非ご期待ください」の言葉を反芻する。DREAM FESTIVALという夢舞台のひとつを経験した彼らはまた新たな夢に向けて歩みを進めている。そう期待していいと感じさせてくれることが嬉しい。


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