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再読「冬の伝言」

はじめに

冬の伝言は漫画Romanのアンサーソングである
という情報を嗅ぎつけた志田
これは漫画を拝読し
もう一度冬の伝言を音読するしかない

漫画Roman

歌詞を引用してくれる
葡萄酒
望郷
星屑で本当に枕を濡らした
彫刻家の顔がはっきり写らない
冬は生命を雪の下に閉じ込める
だからイヴェは生まれたらイヴェじゃない
冬≠生
イヴェールくん=冬
イヴェールくん≠生


星屑で枕をベショベショにした

彫刻家が愛する妻を失って
初めて顔がアップになる演出や
悲しみに明け暮れて妻の子の存在を忘れていた
という描き方
曲聴いた時は
「彫ってないで早くお子に会いに行きなよ」
とまで思った志田ですが
汚れた手で二度とお子に触れられないという
誰よりも深い愛を持ちながらも不器用すぎる
愛の出力が下手すぎるという解釈
美味しい 彫刻家にちょっと優しくなれた志田

ローラン ローランサン もう1人のローラン問題
この何を言ってるんだ問題を1ページで解決

弟から美しいものを教わっていた解釈 美味

ちゃんと漫画も胡散臭い賢者
志田や先輩リスナー方もおそらく楽曲の因子から
光の粒をつなぎ合わせて語られる《物語》を
推察して二次元的、3次元的考えを追っていたが
賢者は逆「全ては1だ」と断言 点なのか
確かにRevoさんがペンを置いた座標を繋ぐように
我々は線分を各々勝手に引いたに過ぎない、、、
何かハッとした 語彙力はない
ハンカチ渡しとる!
すぐボンソワールすな

賢者は何なんだ
朝と夜の回転を加速させて楽しんでいる
ハンカチ配りおじさん
愉快ハン

大変面白い作品でした
漫画表現から
原曲に沿いつつも
遊び心の溢れる

再読冬の伝言

歌詞を引用し原曲に寄り添いながらも
しっかり桂遊生丸先生ご自身の解釈を
展開されているのがすごい
志田が最初に「冬の伝言」を聴いた時
「11文字の伝言」(+焔)のアンサーソングだと
思っていたので
イヴェールくんが貴女の愛と物語を
「知ってる」って連呼するんですね
君その曲聴いただけで
「知ってる」って言ってるのか?
曲で語られない物語もあるだろ!と
違和感を感じながらもサングラスから
「語られてない物語をリスナーが補完する余地」
をこれまでも与えられてきたので
無理やり補完して
①伝言パワーエグくて
イヴェールくん想像力がバーストした
②双子のお友達が新たに観測して
母のお子に関さない《物語》を知った
志田はこの2説を唱えたのだが
この漫画は前者でも後者でもない!
③既存の全《物語》がより強固に繋がっている
今まで母を感じにくかった曲まで母の《物語》を
感じ取りやすくなった


志田的にRoman全曲の繋がりは
「朝と夜の物語」であること
「双子の観測した物語」であること
やや共通するのは親子、母親などの概念だけ
「殺人ミステリで登場人物全員に
実は動機がある」志田解釈
先生はA曲の親はB曲の子で、、、
B曲にいた子がC曲でD曲の復讐に、、の様に
具体的に近しい関係で繋がりを持たせている
「旅館の客にも従業員、捜査する警察や
謎を解く探偵にも全員に実は動機があるし
実は全員繋がりがある」先生解釈
ご都合主義になってしまいそうなこの解釈を
これを原作に寄り添ったまま描き切る先生エグい
繋がりを持たせても破綻しない余地のある物語を音楽で描いたサングラスもエグい
つまりは冬の伝言は先生の解釈における
繋がり強化型Roman 全曲へ向けた
アンサーソングだからイヴェールくんは
全曲から母の《物語》を感じ取れた
母の悲痛な苦しみも描かれていた
貴女の愛も物語も知っていた、、、
この漫画には母と会えなくてもイヴェールくんが
しあわせになろうという決意に至る物語はあった
だが
しあわせ"でした"
しあわせ"です"はどういうことだね??
イヴェールくんよ

そこだよ志田が成仏しないのは

スルメですねぇ

ここまで読んでくださった
あなたに心から感謝を

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