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お届け物

2019年は7日
2020年は4日
2021年は今のところ3日

母とメールのやりとりをした日数だ。

電話は年に一二回あるか、ないか。

最後に会ったのはいつだったか…記憶にない。

「この住所で届きますか?」

送りたい物があるからと
久しぶりに届いた母からのメールを見て
引っ越したことすら伝えていなかったことを思い出した。

何か送ってくるなんて何年ぶり?
はじめてか?

別に何もいらないのに。

そんなことより
「この住所で届きますか?」という言い回しに、心がざわつく。

あーまたこれか。

他人行儀、というより
私との関わり方が年々分からなくなっているのだろう。

親子関係を深める時間がなかったのだ。
仕方がない。

今はもう、目線が交わらないとうか
なんというか…世界が交わらない。

数回のメールのやりとりだけで
またこのなんとも言えない感情を味わうことになるあたり、まだまだ縛られている何かがあるのだろう。

何を送ってくれるのだろう。

来週届く。

届いたものを見て自分が何を感じるのか。
少しこわい。

心が温かくなればいいなと思う。
いや、期待せずに心の感度を下げておこう。

何が届くんだろう…