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ゲーム 360度スクリーンショットのすすめ ⑦PTGui 三人称視点・UI表示・ノーダルポイント・ブラウザ毎の見え方

・三人称視点

一人称視点/主観視点に出来ないゲームでは、プレイヤーが常に前面へと映っている状態での作成となります。

プレイヤーが映っていない左右の画像を用いて作成を試みました。
赤で網掛けしている部分です

やってはみたのですが…この場合、画像と画像の一致部分を示すコントロールポイントが全然拾えず、厳しかったので諦めました。収集する画像のサイズが小さいせいで他の画像と被る部分も小さく、コントロールポイントとなる場所の不足による物と思われます。何か解決方法があるまでは三人称視点Onlyのゲームはお蔵入りです
(ここで例として挙げたゼルダBotWは主観視点にする方法があるので別途)

・UI表示

画面の四隅に映るUIは非表示にできればベストなのですが、どうしても消せないゲームはあります

そんな場合はPTGuiのトリミング機能で、UIの領域を対象外にしましょう。
UI以外の表示領域を指定して、対象箇所を設定します。
これで、UIの部分は除いて編集することが出来ます

・ノーダルポイント

ノーダルポイントとは簡単に言うと、撮影地点のズレによる写真のズレです。詳しくはリンク先へ

下の写真を見てほしいのですが、キャラクターと後ろの赤丸で囲った突起物の位置に注目してください。
1枚目の写真ではキャラクターが右、突起物が左にありますが、2枚目の視点を左にずらした写真ではキャラクターが左、突起物が右と立ち位置が逆転しています。
これは、この2枚の画像を合わせようとした際にどちらかに合わせるとどちらかがズレる事になります。ノーダルポイントで撮影できないとこのようなズレが発生します

何故このようにノーダルポイントで撮影ができないのかについて、考察ですが、ゲームの視点はプレイヤーの目に当たる位置から表示されているためではないかと思います。
下の画像のように、理想は回転軸と視点軸が同一であることです。ですが、実際にはゲームの視点はプレイヤーの目の視点となるため、視点軸が外側に膨らみ、これによりノーダルポイントでの撮影が出来ないのではないかと思います。

実際に現実の自身の人体で360度回転して見ても、回転の軸と目の位置にはズレがある事が分かります。大げさに書くと下記の図のような感じです。

これにより一番困るのが近距離のNPCがいることです。風景や自然の岩などは多少ズレててもあまり目立たないのですが、人物となると注目も向きますし多少のズレでもかなり目立ちます。
これの対応策としては、人物はなるべく少ない枚数内で収まるように中央に見据えて撮る。反対に丁度画像の途切れ目に人物がいて何枚にも映ってるものをステッチして繋ぎ合わせるなんて事になると大変ですね。。
また、そもそも人物を減らせるのであれば極力減らす。例のゼノブレイド2はパーティ製で、最大2*3-1=5人分が画面に映ります。ただパーティの隊列から減らせるので4人分を隊列から外し、1人しか表示されないようにしています

・Edgeブラウザでの見え方は微妙?

360度画像をEdgeブラウザで見たときに線がガタガタになるんですよね。
自分の環境だけかもしれませんが。
ChromeやFirefox、iPhoneのSafariブラウザで見たときは問題なく見えるのに。。

Chromeでのスクショ

Edgeでのスクショ

一番わかりやすいのは真下を向いたときです。真下の結合部がグチャグチャになります。

・次回予告

次回は作品集と題して各ゲームタイトル毎の360度スクリーンショットの作成ポイントなどを紹介していく予定です。

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