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奈良からノブさんのうどんが届く。

つい先日のこと。

「ワークショップがなくなってしまって、冷凍庫からうどんがはみ出しています。よろしかったらお送りします。」と、奈良にお住まいのノブさんからご連絡をいただきました。

ノブさんは、長年「NOBUうどん」という名前でうどんを作るワークショップを開かれていて、2019年の2月に、BOOKLOREさんから『ノブうどん帖』という、これまでの活動やうどんのレシピの載った本をだされました。

「うどん夜話」という不定期のイベントでは、ノブさんが気になるゲストを招いてお話を聞き、ゲストをイメージした特別なうどんを振る舞われてきたそうです。

道具を持ってどこへでも行かれていたことを小耳に挟んでいたので、冷凍庫からあふれてしまったうどんのことを思うと、こちらまで苦しい気持ちになりました。

でも。。
ノブさんのインスタグラムを拝見してはおなかをグーグー鳴らしていた私からすると、たいへん嬉しいお声がけです。

そして早速、たくさんの美しいうどんがクール宅急便で届きました。

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こんなご時世なので、みんなでワイワイ食べることは叶わず、スタッフの各家庭へ持ち帰ってもらいました。

ノブさんから伝言は、**「たっぷりのお湯で茹でてから水でしめて、濃い目のつけ汁でどうぞ」。 **

スタッフのLINEにノブさんが送ってくださったヘッダーにある見本写真とともに送信し、我が家でもさっそく。

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茹であがりを確かめた時は、少し柔らかくなってしまったかな…と思いましたが、水でしめるとキュッとコシがでて、つやつや、モチモチに!

つけ汁の具は、エノキ、ネギ、豚肉でシンプルに。薬味に山椒入の七味を。

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小麦の味を噛みしめながら、たいへん美味しくあっという間にいただきました。

みんなでうどんを作って食べたらどんなに楽しいだろうなぁと想像しながら。そんな日を楽しみにしています。

『ノブうどん帖』は古書部でもお取り扱いしています。
マメイケダさんのイラストがまた食欲を刺激するオススメの一冊です。


最後に添えておきたいのは、ノブさんとは、ご本を通してのご縁で、まだお会いしたことがないということです。

そんな七月堂と古書部のスタッフにお気持ちを向けてくださったことが何より嬉しかったです。

今回のコロナの騒動で、たくさんの方がそれぞれの場で不安や戸惑いを抱えているなか、ノブさんだってきっと思わないことはないはずなのに、心をこめて作られたうどんをお送りいただき、ごちそうになって、おなかの底からあたたまりました。

ノブさん、ごちそうさまでした!!

きっといつか。




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