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ときに火を焚き ときに花を流し 空にいる肉親に声を送る 地球という かなしい水辺に 降り立つ…
私も 自分のずるさを隠すために 見ないふりをしたことがある 私も 支配したいという思いにか…
一本の声に戻ってゆきたい あなたであり、ぼくでもあるような きみであり、きみでさえないよう…
猫が小さく鳴いていて きっと町中のひとが その声に 耳をすましている 今は大きな音を たて…
雨が揺れる街で ビニール傘越しにビルの光が滲む 唐突な水たまりは 影の向こうに 夜景を映す …
奈良には しかびと が います 二足歩行する 鹿のような人です もしくは 四足歩行できない 人…