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【診断士試験】得点開示請求結果と再現答案

たいがーです。今日は、診断士試験の得点開示がようやく返ってきましたので、ご報告です。

合格者の得点開示請求は合格発表日(1月5日)以降ということだったのですが、ちょっと油断してしまい、1月12日に請求を送付しました。

開示請求の手続きは、所定の用紙と、住民票、本人確認書類のコピー、返信用封筒に切手を貼って、簡易書留で送る。という形でちょっとした手間と小銭(書留の往復で800円くらい)がかかるのですが、せっかく1年間勉強したので、実際にどれくらいの得点だったかを知っておきたいというのもあり、開示請求してみました。

開示請求の用紙を記入していて気が付いたのですが、1次試験についても一緒に開示してくれるんですね。1次試験はマークシートなので自分で答えあわせしてね。ということだと思っていたのですが、せっかくなので同時に請求することにしました。用紙のチェック欄で、1次・2次両方にチェックをするだけなので、手間も費用も変わりません。

説明には「申請後1カ月を過ぎても回答が届かない場合には、上記4までお問い合わせください」と書いてあったので、2週間ほどで届くのだろうと、待っていたら、3週間、4週間たっても来ないので、さすがに不安になり、電話で協会に問い合わせてしまいました。

「えー、いま1月8日分くらいまで進んでいるので、1月12日提出でしたら早くて来週か再来週ですねえ。」

進捗まで教えてくれるんですね。お手数をおかけしました!

それで、1か月半ほどまって届いた開示がこちら。

わりとシンプルな感じというかあっけない感じでしたが、1次試験は各科目の得点、左から試験開始時間順に並んでいます。2次試験に関しては、左から同じように試験の開始時間順に事例Ⅰ~Ⅳまでの得点が、その右側にその評価(A~D)が並んでいます。整理すると、下記のようになっていました。

《1次試験》
経済学・経済政策 76点
財務・会計 76点
企業経営理論 85点
運営管理 73点
経営法務 72点
経営情報システム 72点
中小経営・政策 86点
(合計540点 / 700点満点)

《2次試験》
事例Ⅰ 74点(A)
事例Ⅱ 82点(A)
事例Ⅲ 66点(A)
事例Ⅳ 57点(B)
(合計279点 / 400点満点)

2次試験では、事例Ⅰが一番自信があり、当日の手ごたえでも「これ90点くらいとってるんちゃう?」と思っていたので、思ったより得点のびなかったな。事例Ⅱ・Ⅲはだいたい手ごたえ通り。採点によっては40点切るかもという感触だった事例Ⅳは意外にも57点で、合格点(60点)に近い数字が出ており、もしかしたらこれけっこう下駄履かせたよな?(全体で得点調整した?)という感想でした。

いずれにしても事例Ⅰで感触良く、気持ちが乗った状態でそのあとの科目に向かうことができたので、なんとか事例Ⅳまで心を切らすことなく乗り切れたのというのはあるかもしれません。そういう意味でも事例Ⅰは重要ですね。

事例Ⅰ・Ⅱについては、再現答案を作成できていたので、なんとなく恥ずかしいですが下記に記載しておきたいとおもいます。

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(令和2年度)事例Ⅰ【再現答案】※開示得点74点

■第1問
(設問1)

①自身の飲食店等の経営経験を生かした経営合理化、グループ企業とのシナジー発揮②老舗ブランドの魅力を生かしてインバウンド需要を取り込み売上伸長を実現するとともに、地域の活性化を図る。

(設問2)
理由は、①前経営者やベテラン杜氏・蔵人による酒造りや複雑な事務作業や取引先とのネットワーク、ノウハウの維持活用。②従業員のモラールや一体感の維持を図ることである。

■第2問
①ベテラン事務員が個人で掌握していた複雑な事務作業の工程を共働作業を通じて標準化。取引先との取引内容等をデータベース化、②それらの情報を一元管理し共有することで、全社で活用できるよう整備を行なった。

■第3問
要求した能力は、直接顧客ニーズを把握し、商品開発に繋げる橋渡しを行なう力である。固定的な取引先に対してのルートセールスでの御用聞き的な古い営業から脱却するための高いコミュニケーション能力を必要とする。

■第4問
留意点は、中長期的な観点から異なる性質の事業を公平に評価しつつ、能力や成果に応じた報酬システムを取り入れて組織の活性化を図ることである。段階的に取り入れることで一体感を維持し抵抗を防ぐ。

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(令和2年度)事例Ⅱ【再現答案】※開示得点82点

■第1問
(S)強み

認知度が高まっているハーブの栽培・加工技術、Z社との取引実績があることである。
(W)弱み
大都市圏でのハーブと島の認知度が低く、自社ブランドの開発力が弱いことである。
(O)機会
ヘルスケア市場が拡大傾向にあり、オンラインで直接販売ができることである。
(T)脅威
若年層の人口流出や高齢化により、地域の活力が低下していることである。

■第2問
望ましい取引先構成の方向性は、Z社以外のヘルスケアメーカー等との取引を拡大するとともに、自社ブランドでのオンライン直接販売を強化することで、Z社取引への依存から脱却することである。

■第3問
(設問1)

自社ブランドの新商品を開発し、オンラインで新たな顧客に直接販売する、多角化戦略である。

(設問2)
コミュニケーション施策は、BBSにより双方向で顧客ニーズを把握し、商品開発につなげることである。SNSやメルマガの定期発信により参加を促す。

■第4問
B社訪問でのハーブ畑での収穫体験や工場見学、商品企画の座談会や、ハーブを活用した地元料理の試食会等のプログラムを通じ、B島とX島への愛顧を高める。

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以上です。事例Ⅲ・Ⅳは、メモが見当たらないのですが、再現できるようであれば時間を見てアップしたいとおもいます。

お疲れ様でした!

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