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学び直しに向けて①~社会人キャリアの棚卸し~

noteを始めたのが昨年の12月29日。
ひとまずの目標だった1週間連続投稿を達成し、その後3日間お休み。
その間、PC周りの環境整備に着手していました。
今までノートPCのみだったのが、初めてサブモニタやPCスタンドを導入して快適性が爆上がりしたので、またぼちぼちと再開します。
まずは、今年の目標の一つ「学び直し」に向けた、これまでのキャリアの棚卸しです。


これまでのキャリア

私のこれまのキャリアは、以下のような感じです。

農業法人→地方公務員

以上。

ん?

文字にしたら10文字で終わってしまった。
これはキャリアと呼べるのだろうか。

しかし書き始めてしまった以上、何とか膨らませねば。

農業法人での経験

大学卒業後に新卒で就職した農業法人には、10年間勤務しました。
その10年間の内訳は、大体こんな感じです。

・稲作担当 7年
・コンサル?的な部署 1年
・貸農園の管理者(と、野菜・果樹栽培) 2年

これらの業務を中心としつつ、食育イベントや地域づくりのワークショップ運営などにも携わっていました。
一番長かったのは稲作担当で、自社直営農場15~20haほどを耕作するのと、契約農家(合計100haほど)の取りまとめの主担当を経験。

次のコンサル的な部署では、自社の強みである製品開発や全国の事業者仲間とのネットワークを生かして、地域に埋もれている魅力を掘り起こし、ビジネスに育てていくお手伝いをしていました。

最後の貸農園の仕事では、今から思えばコミュニティづくりと貸しスペース型サブスクビジネスの可能性と難しさを学んだ経験だったと思います。

【7年間の農業法人経験で得た5つのこと】

〇真夏や真冬でも屋外で一日中動き続けられる体力
〇食料自給力
〇田舎の爺さん婆さんたちとのコミュ力
〇多様なバックグラウンドをもつ同僚とのつながり
〇自分たちの価値観を届ける楽しさ

行政での経験

行政に転職して、この春から9年目に突入します。
前職での年数に近づいてきて、そろそろ転機かなと思い始めている今日この頃。過去8年の経験はこんな感じです。

・企画 3年
・農政 4年
・行革 1年

最初の企画部門では、地方創生関連の賑やかし系の事業担当だったこともあり、前職でイベントやワークショップを経験していたことが生きました。

次の部署では図らずも再び農業に関わることになりますが、農地転用の担当となって、経験してきたのとは全然違う角度から農業をみることになります。農地法の知識とともに、オラついてくるDQNな開発業者とかへの耐性が身に付きました。

そして現在は、情報政策と行政改革を所管する部署で行革の担当をしています。ここに配属になったことで、学び直しの機運も高まった感じですね。

【行政での経験で得た5つのこと】

〇文章作成能力
〇調整力
〇法的な知識
〇行政を頼る民間と自立した民間の違いを知ったこと
〇公共と民間それぞれの長所短所を知ったこと

これから学びたいこと

さて、こうしたこれまでのキャリアを踏まえて、これから私が学びたいと考えていることは次の3つです。

第一は、「経営」です。なぜなら、私は最初のキャリアで、補助金に頼らず独立独歩で事業を展開していく姿勢に触れたためです。

最初に就職した農業法人では、農業をテーマにビジネスで地域活性化に取り組んでいました。その企業では、自社の価値観に共感してくれる顧客を囲い込み、付加価値を含めたプライシングを自ら行うことによって稼ぎを作りだしていました。こうした事業に関わる内に、いつか自分でも経営を学び実践してみたいと思うようになりました。

 第二は、「稼ぐこと」です。行政に転職して以来、公共への関わりは強くなったものの、稼ぐこととは無縁の環境で過ごしてきました。一方で、先述の企業で働いていた際には、稼ぐ民間が地域の魅力づくりにつながっていく事例を見てきました。どういうことかというと、事業が拡大していくにつれて、この企業が発信する価値観やスタンスが地域のカラーに少しずつ影響していき、社員が独立して事業を始めたり、センスのある移住者が起業したりする例が増えていったのです。転職して10年近くが経過しましたが、今でも、個性的な店や事業がその地域に生まれていっているのを耳にしていて、稼ぎを生み出すことの大切さを実感しています。

 第三は、「官民をマッチングさせる考え方とスキル」です。官民両方の経験から、いずれの立場も一長一短があると考えています。民間は自らの顧客に対して自由に事業ができる一方で事業の影響が自社の経営範囲に留まってしまう場合がありますし、行政は公益的事業を行える反面で取組が総花的になり事業成果が曖昧になってしまいがちです。このズレをうまく組み合わせることにより、公益的な成果を担保しつつ稼ぎを生み出す仕組みを構築することが重要であると思います。

 これらのことを学ぶことにより、私は今後、行政と民間の仲介役として地域を活性化していく仕事に携わりたいと思っています。まだ具体的な取り組みはイメージできていませんが、例えば、農業を絡めた公民連携であれば私のキャリアを生かせる、かな?

今年は、官民での経験に「経営」と「稼ぐこと」いう要素を加えて、一歩成長したいと思っています。

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