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努力の先に得た新たな学び~初の講演会を振り返って~

形になった澁澤塾の柱

澁澤塾の活動の柱である講演会。今まで講演会チームは目立った活動をしてこなかったため、どんなことをしているのかわからない方もいたかもしれません。しかし、先日ついに第一回講演会が開催されました。今回はそんな講演会チームの岡本青さんとともに、運営の努力が結実したこの企画を振り返っていきたいと思います。講演会ではどのような学びがあったのでしょうか?実際に参加された方はどう感じたのでしょうか?ご参加いただいた方もそうでない方も、ぜひ当時の雰囲気を感じ取ってみてください。


澁澤塾ってどんな団体なの?と思った方はこちらもご覧ください!


2/13、澁澤塾初の講演会企画

こんにちは!講演会チームに所属している岡本青です。澁澤塾では現状3つある活動の柱の1つとして、月に一度の講演会を掲げています。

澁澤塾の講演会ってナニ??と思われた方は、ぜひ我らが講演会チームのリーダーが書いた前の記事を一読してみてください!

そして、記念すべき第1回が2月13日に行われ、初回とは思えないほどの大盛況のうちに無事終了しました!45人程の参加者が、澁澤塾のコミュニティ内外から参加してくださり、質疑応答やディスカッションの時間も大いに盛り上がって講演会チームの一員として感無量でした。


長くて短い準備期間

北迫絵美 (2)

講演会の参加申し込みフォームのタブを固定にして、PCを開くたびに確認していたのが懐かしいです。笑 そんな準備期間を振り返ってみると、この見出しがぴったりだなあと思いました。終わってみたら本番までに色んなことをやっていたなと思えますが、その当時は、私自身これまで文化祭や学園祭に向けて1年間かけて作品をつくった経験しかなかったこともあり、準備期間短くない?見落としてることないかな?と常に緊張感がありました。せっかくの機会なので裏話をするつもりで綴ってみたいと思います。笑

〇北迫さんとの打ち合わせ

登壇者である北迫さんとの打ち合わせを1月12日に行ったのですが、それが講演会チームにとっても一つの転機でした。

キャリアに留まらない北迫さんの「生き様」そのものを聞きたい!手の届かない凄い人でなく努力目標にできるロールモデルのような方だと参加者に感じてもらいたい!という私たちの思いに北迫さんが非常に共感してくださり、「こんな依頼は初めて。本来なら今も海外赴任していたはずだったけれどコロナで日本にいた甲斐があった」とおっしゃって、北迫さんからも提案をいくつかしてくださったあの時間の気持ちの高まりは忘れられません。第一回を北迫さんにお願いできて本当に良かったと感じると同時に、運営側として完璧な進行をしよう、と気持ちを新たにした瞬間でした。

ちなみに代表の瀬﨑さん曰く、あの打ち合わせを通じてメンバーの表情が変わったのが分かったそうです。笑 さらに講演会当日も瀬崎さんが参加者の表情が北迫さんの講演の前後で全く違うものになったとおっしゃっていたのですが、講演会チームが打ち合わせで感じたあの高揚感を、講演会本番で参加者の方にも感じてもらえたんだと思うと本当に嬉しい限りです。

〇ミーティングを重ねる日々と、優秀で温かいメンバーたち

その後は毎週の講演会チームmtgやメンバー同士での細かい打ち合わせを繰り返し、当日の役割分担や段取りを詳細に詰めたり、司会原稿やスライドの作成を行いました。この時に、講演会チームの各メンバーがこれまでに様々な経験をしていたことや、各々が独自の視点で講演会を良くしようと考えられたことがとても活かされました。

それぞれに他にはない持ち味があって、お互いを上手に補いあっていたと思います。さらに、チーム皆がお互いを本当に思いやっていたのもとても良かったです。他のメンバーを自主的にサポートしあったり、準備途中で参加した後輩へのフォローを色んな人が自主的にやっていて、本当に温かいなあと感じると同時に、このチームの一員となれたことの有難さを何度も何度も実感しました。

〇リハーサル、そして細部まで詰めた直前期

司会原稿とリハスケジュール表

本番一週間前に行ったリハーサルでは、まだやったことのない講演会を初めて具体的に想像することができ、「本番もいけるかもしれない」と緊張感が少し楽しみに変わった瞬間でした。そして残りの期間も資料の仕上げや気になる点を洗い出しては潰す作業を繰り返し、「やれることはやったはず」と何とか自信を持って講演会当日を迎えることができました。


初の大仕事を終えて

当日の写真ぼかし (1)

そんな濃い準備期間を終えて迎えた当日は、4時間という長丁場でしたがあっという間に過ぎていきました。講演会は全部で三部構成になっていて、第一部が北迫さんによる講演と質疑応答、第二部が個人ワークとそれを踏まえながらの少人数ディスカッション、そして第三部が北迫さんへのさらなる質疑応答や自由なディスカッションという予定でした。このような企画設計の意図が気になる方は、ぜひリーダーりせさんの記事を読んでみてください!(回し者ではないです笑)

第一部では、北迫さんは打ち合わせでの希望を見事に叶えて下さり、ご自身の家庭環境や自信を持てない時期もあったこと、はたまた対人関係の悩みなど、キャリアに留まらない「リアルな生き様」をざっくばらんに話してくださいました。参加者の方からも「成功、失敗含め等身大の話を聞けたのが良かった」「世銀の方の講演と聞いて若干戦慄していたが、今回の講演を通じて、良い意味で身近に感じられるようになった気がする」などといった感想が寄せられました。北迫さんに対するイメージが良い方向に大きく変わるようなお話でした。

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北迫さんの普段のお仕事の様子

第二部では、予め用意した個人ワークシートに講演で得た気付き等を書き、4~5人の班に分かれて意見交換をしあいました。こちらもかなり好評で、事後アンケートでも「自分の軽視していたメッセージに気付けた」「思った以上に話が盛り上がったので、時間が少し足りなかった」などといった声をいくつかいただくほどでした。最後に各班で出た話を全体の場で発表しあったのですが、そこでも色んな意見が出て、講演会チーム一同裏で感激していました。

第三部はあえて詳細な企画設計は行わず、参加者の希望に沿って進行しようと考えていたのですが、北迫さんへ質問をしたいという方が多かったことから質疑応答の時間になりました。中に今までは少し聞きにくかったであろう個人的な質問も交じり、他のパートとはまた一味違った有意義な時間になりました。

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お仕事の傍らサックスでジャズを演奏されています。かっこいいですね。

ちなみに私は当日の統括とタイムキーピングを任せていただいたのですが、進行状態の確認に必死だったのとあまりの緊張感からせっかくのお話が全く頭に入りませんでした…笑 終了後は謎の解放感でぼんやりしていましたが、参加してくれた運営メンバーから、北迫さんのお話が素晴らしかったこと、講演会メンバーがチームとしてまとまっていたことを言われ、聞けなかった後悔と褒められた嬉しさで思わず涙が出そうになりました。笑 さらに後日録画を視聴し、北迫さんの引き込まれるようなお話と講演の前後で参加者の表情が変わっているのを自分の耳と目で確認して、再び目頭が少しだけ熱くなってしまいました。

〇講演会チームメンバーから

せっかくなので、他の講演会チームメンバーからも感想を聞いてみましょう。

数ヶ月温めていた講演会企画をついに皆様に届けることができて嬉しいです。初回はありがたいことに大好評だったので、これからも多様な方をお呼びし、選択肢を提示できるよう頑張っていきます!(瀬﨑)
一番うれしかったのは講演会後に友達からLINEで「参加してよかった!」と言ってもらえたときですね!どこかの誰かのためではなく、身近な一橋生に喜んでもらえるのが僕の原動力です!(小村)
「大学生活をデザインしていく」というモットーを初回から参加者のみなさんに届けられたこと、嬉しく思っています。しかし、澁澤塾の講演会はまだまだ始まったばかりです。今後も、さらに熱くて素敵な講演会をお届けできるようにがんばります!(関根)
皆さんの顔が徐々に明るくなっていくことに準備が報われた感じがしました。来月からも興味深い講演をきき、自分の将来を見つめ直す機会を全力で提供していこうと思います!(上杉)
「自分が何を欲しているか、大学生活の中でよく見つめてほしい」という北迫さんのお言葉は胸にしみました。これから毎月、改良を重ねながら、偉大な先輩方の「生き様」に迫る講演会を続けていきたいです。(草田)
一見縁遠い舞台で活躍する一橋の先輩の生き方や考え方を講演会を通して聞くことで、より身近に感じるだけでなく大きな刺激になったという声をもらいとても嬉しく感じました。これからも一橋生の皆さんに素晴らしい場を提供できるよう頑張ります!(傘)


登壇者から一言!

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先日は、たくさんの素晴らしい質問やディスカッションを、ありがとうございました。私もとても良い刺激を受けました。
私自身の遠回り多き20年(一橋時代から世銀での現在まで)を例に、(たった20年で赤ちゃんから一橋大学生まで進化を遂げた)皆さんなら次の20年で何でも出来る、というお話をさせて頂きました。講演では波乱万丈さが目立ち、皆さんを不安にさせてしまったかもしれませんが(笑)、自分の欲しいものを明確にする→失敗する→出来るようになる→少しづつ夢を実現する、という今後20年のプロセスは、何より「楽しい」ということをお伝えしておきたいです。
アフリカで仕事をしていると、やってみないと分からないこと、味わってみないと見えないものばかりだなと毎日思います。手を伸ばした分だけ少しづつ、確実に世界は広がっていくので、考え過ぎず恐れ過ぎず、大学生ならではのチャレンジをたくさん楽しんで下さい。応援しています。(北迫さん)


そして澁澤塾は次のステージへ

先日、講演会チームで反省会を行いました。その中で「良い講演会だったねで終わらせない」「次回以降は各回のユニークさが求められる」といった意見も挙がったのですが、こういったことが長期的な講演会の目標になるなと感じています。次回に向けてさらにレベルアップした講演会をお届けするべく絶賛準備中ですので、ぜひ次回もご期待ください!

北迫絵美 (1)

そしてこんな最後の最後まで読んでくださった優しい方はきっと今後の講演会にも興味を持たれていると信じて、最後に次回の講演会についても紹介させていただきます。次回の講演会は、商学部を卒業され現在国土交通省でお勤めの山崎雅生さんをお招きし、3月9日の19:00~22:00に行います。全部への参加が難しい方ももちろん大歓迎ですので、ぜひお気軽にご参加ください!参加申し込みはこちらから!


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澁澤塾では、「大学生活を、デザインしよう。」という理念のもと、一橋大学内外を盛り上げるための活動をしています。

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