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渋谷でケンコー【最終回】

2018年9月25日(火)12:00-12:55放送
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ゲスト:山本康夫さん(ヤマロク醤油㈱代表取締役)
パーソナリティ:平井 孝幸(DeNA CHO室)
アシスタント:佐藤 万葉子(渋谷のラジオ)
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小豆島で代々続くお醤油屋さん、ヤマロク醤油の5代目社長山本さんにお越しいただきました。

お醤油の材料や製造方法、ご存知でしょうか?
原材料は大豆、小麦、塩とお水。製造は木桶の手仕込みか工業製品としてタンクで作るかの2種類。
木桶に種菌となる麹菌を入れ数年じっくりと発酵させるか、タンクで3ヶ月ほどの短期間に人工培養させるかの違いがあります。
もちろん、味わいは全くといっていいほど異なりますが、お値段はほとんど同じだそうです。

現在、お醤油作りに欠かせない木桶を作っているのは日本で1箇所だけですが、2020年に廃業することが決まっているそうです。
文化が途絶えることに危惧を抱いた山本さん、新規事業として木桶作りを始め、職人の育成にも力を注いでいらっしゃいます。

今回お伝えしたいのは次の点です。
・木桶は日本の文化。作り手不在で木桶が絶滅したら和食の基礎調味料(醤油、酢、味噌、酒)が全て工業製品になります
・欧州のワイン、ブランデー、クラフトビールなど木樽が欠かせない食品メーカーとの交流により木桶の価値が見直される可能性
・醤油屋から世界へ木桶の素晴らしさを発信し、後世へ木桶文化繋ぎたいという山本さんの志の高さと熱き想い

和食に欠かせないお醤油。そこから文化の継承や世界とのコラボレーションを模索する桶屋の挑戦。
山本さんのお話しは大変興深く「和食がユネスコ無形文化遺産になったことを喜んではいけない。絶滅しようとしているから、遺産になった。」との話しはとても印象的でした。
他にも、食から私たちの生活を豊かにするお話しをしていただきました、ぜひ番組をお聞きになってくださいね。

ゲストからご紹介いただいた本は「桶屋の挑戦」です。
http://amzn.asia/d/hrr28U5

115回続いた「渋谷でケンコー」は今日が最終回でした。
この番組が皆さんご自身の健康を見つめるきっかけになったり、何かしらの行動変容に繋がっていたら嬉しいです。
番組は終わりますが、これからも健康についての情報発信は続けていきますので、関心を持ってくださった方は平井で検索をお願いします。
今までどうもありがとうございました。

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