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渋谷の美術手帖編集室

2021年11月5日(金)14:00-14:55放送
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【パーソナリティー】
岩渕貞哉(「美術手帖」総編集長)
https://bijutsutecho.com/

【ゲスト】
牧信太郎さん

今回のゲストは2021年12月号を担当された、牧信太郎さんです。
特集【「NFTアート」ってなんなんだ?!】を中心にお話しを伺いました。
NFTとは…
デジタルデータの唯一性を担保し、半永久的に遺り続ける(と言われる)デジタル資産。
2021年はNFT元年とも言える年で、NFTを活用したデジタル・アートは驚くような高値で取引されたそう。
NFTアートの身近な例はInstagramで投稿した写真・絵など。将来的に、これらを暗号通貨で売買するようになると予想されています。

8歳のNFTアーティストZombie Zooさんが活躍しているのも話題になりました。
「アイコンにしたい」などの所有欲が市場で高まると高値で取引されるそう。
NFTアーティストは購入者との距離が近いのもポイント。人種や性別などの垣根がなく、フラットなのも既存の美術界とは違うそうです。

「今まで売れてきた作品などをデジタルデータ化しても簡単に売れないのが面白い」と牧さん。
クリプトアートの歴史や、デジタルアートの意味などを理解して作品を創ることが大切だそう。

こちらのサイトにはNFTアートの歴史などが書かれています↓
https://www.cryptoartjapan.com/

最初はアーティストが作品を創り、NFTをデジタル台帳として利用しているニュースを見ることが多かったけれど、最近はデジタルアイテム化した作品の取引の場として使われているそうです。

「デジタルデータとして欲しくなるものは何か?」を見極め、所有欲を掻き立てる作品が取引されるようになっていくそう。
「若い人たちがアートを創って販売していくサイクルが面白い」「美術を専門的に学んでない人が作品を創れるのも面白い」と牧さんが話されてました。

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