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渋谷の柳瀬博一研究室 230719

2023年7月19日(水) 22:00-22:55放送
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【パーソナリティ】
柳瀬博一さん(東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授)
https://twitter.com/yanabo

【ゲスト】
谷頭 和希(タニガシラ カズキ)さん(ライター、作家)

(Web会議システムを使用したリモート収録でお送りしました。)

今回は、6月に青弓社から発売された『ブックオフから考える 「なんとなく」から生まれた文化のインフラ』の著者、谷頭和希さんをゲストにお迎えしました。

お二人は昨年、谷頭さんの処女作『ドンキにはなぜペンギンがいるのか』と柳瀬さんの『国道16号線』を持ち寄ったコラボトークショーで共演した間柄。
そして今回のテーマは「ブックオフ」。
そういうライン(?)の方なのでしょうか?

1997年生まれ(まだ20代!)で、池袋の近くで育った谷頭さんにとっては、ブックオフは物心ついた時から「既にそこにある」存在。ジュンク堂等の新刊書店同様、普通に行っていたといいます。

・そんな谷頭さんがなぜブックオフについて書くことになったのか?
・ブックオフと新刊書店をどう使い分けているのか?
・「なんとなく」が許される、稀有な空間
・チェーン店なのに店ごとに大きく違うブックオフ
・あいみょんはブックオフが生んだアーティスト?
・ブックオフの公共性〜ブックオフとスナックに通底するもの
・16号線沿いから始まった、郊外型ブックオフと車の関係……

ブックオフがまだ出版業界のタブーだった2000年代始めに『ブックオフの真実』(日経BP)を出版した柳瀬さんと、ブックオフが既にインフラとしてそこにあった世代の谷頭さんに、その独自性や面白さ、周辺事情をたっぷりお話しいただきました。

最後に。
谷頭さんは昨年惜しくも亡くなった宮沢章夫さんの教え子で、本書にはそれが大きく反映されているそう。
ということで今回は、「宮沢章夫さんに捧ぐ」ラジオとなりました。


📖谷頭 和希 著『ブックオフから考える 「なんとなく」から生まれた文化のインフラ』(青弓社 2023年6月2日発売)
https://www.seikyusha.co.jp/bd/isbn/9784787235206/

📰仲俣暁生さんが運営する「マガジン航」の谷頭さんの記事
https://magazine-k.jp/author/tanigashira-kazuki/

📰デイリーポータルZ の谷頭さんの記事一覧
https://dailyportalz.jp/writer/kijilist/2016


--柳瀬さんの著書--
📖 『親父の納棺』(幻冬社)
(イラストは『ひぐらし日記』の日暮えむさんです)
https://www.gentosha.co.jp/book/b14497.html

📖『国道16号線:「日本」を創った道』(新潮社)
https://www.shinchosha.co.jp/book/353771/
※大幅加筆&三浦しをんさんの解説付き文庫版が発売されました!
https://www.shinchosha.co.jp/book/104561/

(note編集:清水)

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