Microsoftという企業について(生産性・在宅・AI)

はじめに

Microsoftについて、どのようなイメージをお持ちでしょうか?

言わずと知れた世界有数のソフトウェア企業ですが、MicrosoftはGAFAと比較し一人当たりの生産性が高く、株式評価額が長らく上昇している企業です。

スマートフォン事業では失敗したイメージがありますが、生産性や株式評価額をみれば常勝企業であることがわかります。

そんなMicrosoftですが、どんな会社なのか。

Microsoftの生産性と世界的なプラットフォーマーでいられる取組についてまとめました。

生産性

在宅勤務の導入

Microsoftでは在宅勤務の導入をいち早く取り入れています。導入当時、Microsoftでも紙の作業が多くあり一部では反対の声があったようです。

在宅勤務を導入により

① 働く場所の選択が可能

② 紙作業の電子化により印刷作業、コピー作業の削減

③ 介護、育児等の私生活に合わせた働き方の選択が可能

となり、退職率の低下や一人当たりの生産性が向上している傾向があるようです。

個人スペースではなくフリーアドレスの導入

Microsoftでも社員一人一人に個人スペースが与えられ仕事をしていました。個人的には、個人スペースが与えられることは羨ましい限りですが、個人作業が多い職場環境だったようです。

しかしながら、クラウドサービスや他ソフトウェアとの互換性が重要な昨今のソフト業界では、コミュニケーションの活発化やチーム型ジョブの活性化のためにフリーアドレスが重要とのこと。

昔は、個室で静かにプログラミングすることが魅力的であったが、いまは大きな部屋で仲間と仕事するスペースが増やし、仕事の垣根を超え、積極的に仲間と協業することを意識しているようです。

標準化×AI

よくある話だが、マイクロソフトの社員は標準化できる部分はどんどんアウトソーシングしている。もしもデータの処理や標準化できない部分がある場合は、AIを活用しているとのこと。

GAFA社員とMicrosoft社員の技量は同等レベルといわれていますが、GAFAと比較し、圧倒的に一人当たりの売り上げ(生産性)が高いらしい。


生産性を上げるための結論

在宅勤務やフリーアドレスの導入は、社員の働き方の選択を与えたに過ぎないと考えています。在宅勤務を継続することで生産生があがるのではなく、社員一人一人が自身の私生活に合わせて働き方を選んぶことで生産性が向上するのだと考えらます。私自身も在宅勤務とフリーアドレスの環境で仕事をしていますが、ずっと在宅で仕事をしている環境では効率が上がらないと実感しています。時には同僚を顔を合わせ同じ資料・ディスプレーを眺めてディスカッションすることは重要だと思います。

世界的なプラットフォーマー

さまざま人種

アメリカのソフトウェア会社となると、白人が多いイメージがあるが、意外にも白人は少数派とのこと。アジア系やアフリカ系、中東系など様々な人種がいらっしゃるようです。

そのため、1か国に普及させるようなプラットフォームを作るのではなく、様々な目線を取り入れ、ソフトウェアの開発する仕組みが自然とできあがっているのだと思います。

カルチャー分野

Microsoftは戦略よりも企業文化を重んじています。

この企業文化とはさまざまな文化がありますが、代表的な文化として、「事故改革の継続」があります。

そしてMicrosoft社員は「自己革新を続けなければならない!!」っというプレッシャーを常に感じさせているようです。


このような環境に身を置くことで、上司からの指示ではなく自分で考え自分で仕事を取りに行く姿勢が生まれるのだと思います。Microsoftでは頭が良くても動かない人を生み出さない雰囲気づくり、社風を作っているのだと思います。

これこそが、戦略よりも企業文化が重要視される事柄かと。

自己改革を常に起こすための文化を作るために普段使っている紙やコーヒーカップにさまざまなメッセージやスローガンを印刷して容易しているようです。

ポートフォリオの広さ

Microsoftといえばwindowsやofficeをイメージされるが、サーバーソフトウェア事業、ハードウェア事業、オンラインサービス、クラウドなどに事業を拡大しています。特にAI分野で有名な話ですが、GoogleやAmazon、Appleを抜いてMicrosoftが研究分野で先行しているようです。

AI分野

AI分野については、GAFAに比べて劣っていると考えていましたが、意外にも研究では先んじているとのこと。特にGAFAと比較して強いのは事務作業にかかわる良質なデータがあること。事務作業に欠かせないwordやExcelを代表するofficeソフトです。

例えば、PowerPointの微妙な図のずれを修正したり、きれいな文体や図形をおすすめするなど企業向けのAI活用が期待されています。

すでにチャットツールは開発されており、すべてのコールセンターがMicrosoftのチャットツールに置き換わる日が来るかもしれません。

イノベーションルーム「garage」

アメリカではベンチャーといえばガレージからという言葉があるほど、スタートアップ会社はガレージでモノ作りがスタートする。そのスピリッツを取り入れるために3Dプリンターやレーザーカッターを置き、勤務時間外に集まれる「garage」とうプロジェクト名で開発室を用意している。面白いのは勤務時間外に集まりソフト、ハードに限らず開発している。業務時間外にできるのはとても面白いと思う。自分でやりたいことを本当にやっている気がする。


まとめ

マイクロソフトは目立っていないが、株式評価額が常に上昇しており、意外にもAI分野や生産性はGAFAを上回っている。

そんな常勝企業は、世界的なプラットフォーマーの地位を確保するために、在宅勤務、フリーアドレスを導入し、生産性を高め、さまざまな人種を取り入れ企業文化を浸透させる工夫を取り入れている。


最後に

個人的な活動でYouTube配信してます。
2020/11/17時点でフォロワー2人ですが、配信動画を見ていただきフォロー、コメントいただけると幸いです。応援お願いします!!



参考文献

■ マイクロソフト 再始動する最強企業

■ Microssoft Productivity Future Vision


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