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ABEJA SIX2019行ってきた②(ビジネスパート)

どうも、しぶあつです。

3月4日・5日に2daysで実施されたABEJA主催のSIXに参加してきたので、レポート書きます。

こちらのカンファレンスは二日に渡って実施され、
一日目の3月4日は「技」と題して、データ活用×Technologyで取り組みを行っている企業を中心に登壇がなされており、
二日目の3月5日は「藝」と題して、データ活用×Businessで取り組みを行っている企業によるプレゼンテーションがなされていました。

Twitter実況で常に発信していたものの、自分なりの見解もまとめておこうと考えた次第ですが、特段深い考察をしているわけではない、というハードルを下げた優しい目線でご覧いただけると幸いです。

初日分のレポートはこちら

2nd day:「藝」

二日目、最初のセッションはABEJA社長の岡田氏によるセッション。
前日のCTO緒方氏のセッション内容とほぼ同様の趣旨でプレゼンがなされた後、中盤からはリレー形式で次々とマイクを回す形で行われていました。

リレー形式で名だたる企業の方々がお話をされていく様子を見て、多くの組織がディープラーニングに対して強い期待を寄せていることが伝わるセッションだったな、というのが率直な印象です。

後半にてマイクを受け取ったABEJAの長谷さんによるこれからのABEJAの組織体制は人事の観点からも興味深いものでした。

最後に、研究プロジェクトとなる「ABEJA X」の発表も行われていました。

会場で配られていたお弁当(ごちそうさまです)をいただき、午後のセッションへ。

LIFULLさんによるセッションにお邪魔してきました。
ABEJA PLATFORMのアノテーションを住宅の間取りを検知するのに活用をしているそうで、間取り図の写真から「キッチン」「ベッドルーム」などを判断できるそう。

部屋構造は人間の骨格と異なり一意ではないので機械学習と制約充足問題(CSP)を活用することで認識しているそうで、将来的にはこの技術を応用して撮影した間取り図から3Dモデルとしてレンダリングしていきたいとのことで夢が広がる話だな、と感じました。

続いて、PARCOさんのセッションへ。
ABEJAさんの開発されているツールは流通業にて活用されているという話をどこかで耳にしたことがあり、実情聞きたく参加。

失礼ながら、PARCOさんがここまでIT活用を進めているとは思っておらず、非常に新鮮でした。

特に中国のアリババが運営するショッピングセンター(写真※)を引き合いに出しながら、webサービスをやっていると自然と出てくるログデータの活用をリアル店舗で実装しようとしているという話は大変興味深かったです。
※ヒートマップなどを活用して店内の顧客情報がリアルタイムでわかるというものらしいです。

こちらの店舗ではその技術活用がなされるそう。すごい。行きたい。

また、次々と事例を出しながら戦略をお話される様子は圧巻でした。
データを活用していく!という覚悟を感じます。

リアルとデジタルを分断させているショッピングセンターが多い中、デジタルとリアルの融合を進めるショッピングセンターは先進的に映りますよね。

メルカリさんでのアノテーションツール活用事例。

AI出品の課題を例に「服の写真」や「違法エアガン」について色々な観点での苦悩についてお話されていました。

出品件数が少ないものを検知しようとすると訓練データが足りず、精度が低くなってしまうそう。違法エアガンか判断はつかないものの、エアガンを抽出するための精度を高めたお話をされていました。


CAMPFIRE家入氏によるセッション。
先に伺ったPARCOさんのAI活用の取り組みを聞いていたため、リアル店舗から始まったわけではないCAMPFIREではどのような考え方なのか大変気になっていたので拝聴。

個の時代と言われている中で、D2Cのお話をされていましたが納得感高かったですね。
なぜこの商品を作りたいのか?というストーリーやコンセプトから別に欲しいという欲求がなくても、興味を引くことが必要になってくるということを家入氏も出資している「ALL YOURS」を引き合いに出しながら説明されていました。

こんなことを話聞きながら思ってみたり。

そして、最後のセッション

三人の弁護士の方々によるトークを決める形のセッション。

以下の問いを各々の意見を交わすトークセッションでした。
・データは誰のものか?
・データオーナーシップって何?
・開発された学習済みモデルは誰のものか?
・追加学習させた場合の成果は誰のものか?

法律には疎く、内容を理解するので手一杯でした(汗)
その中でも、特に印象に残ったのは「データに所有権は存在しない」ということ。

そんな議論の後に、企業法務のスタンスの話になり目的の確認をヒアリングで行い、その上で法務として出来る最善を尽くすという話が出てきました。

普通にビジネス職の中が行う日々の業務となんら変わりがないんだろうと感じました。

こちらのセッションでは法務のスタンスをお話されていましたが、こういった泥臭いけれども必要性を感じることであれは法務に限った話はなく、
データ活用が求められる世の中ではバックオフィス全体に求めらるんだろうな、という印象が非常に強かったですね。

私も人事として事業のニーズを捉え、攻めの人事活動を行なっていきたいものです。

セッション終了&余談

昨日から貯め込んだBECOIN。
3000円分たまったので景品交換してきました!
ゲーミフィケーションを取り入れたカンファレンス楽しかったです。実運用もされるのかなぁ。楽しみです(^^)

【まとめ】
こちらのイベント参加者の皆さんは既にデータの活用を始めている会社ばかりだったわけですが、まだまだデータ活用は広がる余地がありそうです。
ただし、活用の幅が広がる以前に活用を始めている会社とそうでない会社との差が広がりそうであることも強く感じます。
主催であるABEJAさんのサービスはデータアナリスト、データサイエンティストが不足している状態を打破できるサービスであり、まんまとその必要性を感じさせていただきました(笑)

主催運営の皆様、登壇者の皆様、関係者各位、素敵な時間をありがとうございました。

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