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愛媛県今治市で、名物焼き鳥を。はち八

今治のB級グルメといえば
とり皮。

とり皮とは、鶏の皮焼き。甘辛いタレに絡まったとり皮が、鉄板でぎゅうぎゅうと焼かれた、ご飯がすすむ系の一品。生キャベツと一緒にとり皮を食べながら、今治の子は育ってきた。お父さんが飲みに出る時は「お土産とり皮お願い〜」って言うのが決まり文句。一説によると、せわしない今治市民は、皮が焼けるのを待つのが嫌で、1秒でも早く火を通そうと鉄板で押さえつけて焼いたのが由来とか。

各家庭御用達の焼き鳥屋さんが
だいたいあるのが今治市民。
それどころか、お父さん御用達焼き鳥屋、お姉さん御用達焼き鳥屋、とさらに細分化して、好みを追求している。

そんな中でも、ダントツ人気なのが(我が家とその界隈で)はち八。東京からの友人を石鎚山登山に連れて行った帰りに、今治の味を堪能してもらおうと、晩ご飯にお連れした。

はち八は、東京の感覚だと、どちらかというと居酒屋に近い。焼き鳥屋ではあるけど、お寿司も握ってくれるし、天ぷらも出す。そこから派生して、フライドポテトだってメニューにある。そして、美味い。飯類も充実。東京で焼き鳥屋で、お寿司を食べることはまずないし、そんなこと言い出したら怒られるだろう。
それでいうと、愛媛のおうどん屋にはだいたいお蕎麦もあって、伯方島の有名お寿司屋あか吉では焼肉が食べられる。
おおらかというか、超合理的というか、まぁ、そういものなので仕方ない。

この日注文したものは…
(写真は食べることに夢中で撮り忘れ)
とり皮
せんざんき(味付き唐揚げ)
手羽先
レンコン(の肉挟み)
牛煮込み
せせり
ネギま
軟骨塩焼き
軟骨唐揚げ
フライドポテト
砂ずり

ここまでで串に刺さっていたのはネギまだけ。お皿でサーブされる。

最後は鶏雑炊で〆。ひき肉状の鶏かの出汁が効いて美味しっ!

今治の楽しみ方、登山からの焼き鳥(ビール)、オススメです。

先日、双璧をなす、老舗名店、五味鳥が大将の引退により、とうとう閉店をしてしまった(正確には、大将の体調不良により長期休業)。55年も愛されてきた歴史を考えると、改めて感慨深い。早く体調がよくなることをお祈りします。

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