見出し画像

山梨県。200年の古民家 一作に泊まってみた

山梨にある、めちゃくちゃヤバい古民家に泊まってきました。
何がヤバいって、宿主の旦那。(もちろん“最高”の意味です)。

まず、この古民家、かなり広くて立派です。
これを一手に管理、運営しているのが旦那さん。
隅々まで掃除が行き届いていていて
室内のしつらえもこだわりが伺えます。
庭からの景色も最高。
ついた途端に来てよかった〜って思うオーラがあります。

到着して、(手作りの)お茶を一服もらいながら
見せられた本が「日本の犬」。
柴犬に見えない柴犬を飼っているのだそうです。

落ち着いてきたので、屋敷を案内してくれます。
玄関から入っての広間の向こうに二間、その横に一間、
離れがあってそこにはベッドの寝室も。
離れにはお風呂がどかんーーんとありました。
途中の唯一テレビの置いてある部屋では、
テレビ台の引き出しを開けて「ご自由に観てください」と見せてくれたのは
一泊では足りんだろ、っていう量のVHSテープ「昭和の歴史??なんたら」(忘れました)という(ドキュメンタリーっぽい)シリーズ。歴史好きなんですね。

そして、いたるところに古い雑誌や骨董品などが置かれています。
居間に戻ってきて「よければ」と見せてもらった本は「縄文土器と埴輪」。
え?と思いながらみんなで観ていると、これがなかなか面白くて、
盛り上がる。(実は数日前に縄文土器のトークショーに行っていた私)
旦那さんも、
この本でこんなに盛り上がったお客さんは珍しいと大喜び。
ちなみに、この辺は遺跡関係がよく出土するそうです。

この旦那さん(新海さんと言います。あの新海監督と親戚だそうです)、
すごくコレクション癖があります。
屋根裏の部屋に案内してもらいました。
そこはまるで古道具屋さん。
所狭しとアンティークなものが、大きな家具から
小物まで並んでいます。全て販売可能だそうです。

待ちに待った夕食タイム。
ご飯も旦那さんが一人で作ってくれます。
(今の所旦那さん以外の人間の気配を感じておりません)
ご飯はおくどさんで炊き、
野菜は自家製(畑がある)
天ぷらだってあげてくれるし
そばも小麦を育てて打って供してくれる。
しかも、調味料も手作り。
その昔は和食の料理人だったそうです。
旬の元気いっぱいの野菜や山菜をたらふくいただきました。
離れのお風呂も絶景でもう極楽、極楽!

とにかく濃くて素敵な田舎泊をエンジョイさせていただきました。
翌朝、登場したペットの柴犬は、本当にガタイがよくて
普通の柴犬の1.5倍はあり、
めちゃくちゃ旦那さんにはなついてなかったです。
でも、その2人をよくみると
犬と旦那が完全にオーバーラップして
そっくりだということに気が付きました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?