髪を切って染めた。(8/24の日記)
はい。
髪を切りました。
インスタグラムで「# ウルフカット」みたいなタグを検索しまくって、なれないインスタに苦労しながらもやっと理想の髪型を見つけ、それをスクショして。
美容院に行くのは人生で必要なことであるのになんでこんなにも緊張するんでしょう。何を話されるのか、どんな髪型がいいのかどんな髪色がいいのかを自分で決めて話す、それを用意するまでのプロセスについていけていないのかもしれません。
財布とスマホをトートバックに入れて美容院へ。超緊張。
まず入口で戸惑う。毎回戸惑ってるんだよな、これが。「あ、あの、」とか言いながら挙動不審ぶりを見せている。美容師さんもびっくりでしょう。一体いつになったら慣れるんだろう。
荷物を預けて、席へ案内される。
こんな感じの髪型で〜とインスタで見つけた画像を見せる。髪色はこんな感じの〜毛先はこうで〜と、髪色については口頭で伝えた。これもインスタの画像を引っ張り出してこれば良かったものを、と後悔した。何せ伝えるのが下手だった。「髪の全体を茶色で、あ、はいそうです、で、あの、」…。こんなのじゃいつまで経っても成長しないよって自分の中の妖精さんが呟いてました。
シャンプーしてもらって、髪を切ってもらって。
その後に髪を染める作業に入る。
髪を染めるための薬剤を髪全体に満遍なく塗る美容師さん。薬剤が風に乗ったのか、目と鼻がスースーする。清涼感とかじゃなく、不快な感じ。目が痛くて鼻もやられそう。でもこれは頭皮の痺れとかじゃなく、ただ仕方ないことではあると思うので我慢。寝ているふりをしてなんとかやり過ごした。すごい痛かった。
薬剤を洗い流すため、再び髪にシャワーを浴びる。
体が寝ている状態であるためにすごく眠い。睡魔がそこまで来ていた。ただでさえ睡眠時間が足りていなかったので本当に眠りそうでした。
シャワーが終わった後、ブリーチした部分に色を当てるためにまた薬剤?を塗って何分か待つことに。
待つ、という行為が大変苦手なんですね。ジタバタしても変質者扱いになるだろうし、声を上げてもこれも変質者扱いだし、本当に寝だしたら恥ずかしいし。とにかく何かを考え続けて脳を理性で起こし続けていました。
ピー、ピー、とタイマーの音が鳴って「ようやく地獄から救われた!」と体全体で思いました。本当に待つことが苦手なんです。ジタバタしたくて仕方なかった。本当に狂うかと思った。
美容師さんが来て、薬剤を洗い流す。
ゆったりとした時間が来ました。すごく眠たくなってしまい、なんとか脳を起こして、なんとか脳を起こして、なんとか脳を起こして、の繰り返しで脳を起こして。
洗い流すのが終わって、もとの席に戻って。
それまでにやってもらった美容師さんとは違う、若い美容師さんに髪をドライヤーで乾かしてもらって、ちょっとしたセットもしてもらって。
その次にさっきの美容師さんが来て、ドライヤーでさっきまでしてもらった髪のセットを崩されました。若い美容師さん、かわいそうに。
髪を乾かしている間もゆったりとした時間が流れていました。これもまた脳を起こして、脳を起こしての繰り返し。すごく眠たかった。
前髪を切ってもらって、ヘアオイルでセットをし直してもらって。
晴れて髪を切ることに成功しました。
家に帰って。特に家族に触れられずに、髪を切るという人生経験は終わりました。
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