_初心者向け_のコピー__4_

CV数が多いだけでは継続的に特別単価を適用できない...

前回、特別単価をもらうための大切な考え方という内容で記事をまとめました。

今回はその中で少し記載した、CV数が多ければ特別単価をもらえるわけではない、ということについて広告主の視点にたち説明をしたいと思います。


おそらく多くのアフィリエイターが、CV数が多ければ多いほど特別単価をもらえるんだ、と思っているのではないでしょうか?

それも正解で最初のうちはまずはCV数が一定の数以上発生しだしたら特別単価をもらうことはできます。

特別単価をもらえるように交渉もできます。

ただ、それだけだともらえた後に特別単価の継続が難しいんですよね。

特別単価の継続について

確かにCV数が増えてくると広告主の目にもとまりますし、交渉をしてみたら特別単価をもらえる可能性はあります。

仮に特別単価をもらえたとしてそれが安定的に毎月毎月継続できるかというと話は別です。

なぜかというと、前回の特別単価をもらうための考え方の記事内で説明した費用対効果を広告主はみているからです。

つまり100件CVが発生してCV数だけでみると力があったとしても、費用対効果をみてみると割に合わなければ特別単価を与え続けることができないわけですね。

特別単価を継続するか否かの基準について

前回と同様に転職エージェント案件を例とし具体的に説明してみます。

一度ビジネスモデルの復習ですが、転職エージェント業はユーザーが紹介した企業に転職が決定することで、その企業から報酬をもらえるビジネスモデルです。

転職エージェントのビジネスモデル (1)

それではアフィリエイトとして転職エージェント案件から報酬をもらえるのはこの中でどの段階でしょうか?

一般的な転職エージェント案件だと成果地点は新規会員登録の場合が多いです。

転職エージェントのビジネスモデル (3)

つまり、ユーザーがアフィリエイト広告を通して広告主のLPで申込完了すればCVが発生しているわけですね。

そして発生したCVの中から承認条件を満たすCVのみが承認されアフィリエイターに報酬が支払われます。

ということは、発生したCV(ユーザーの申込完了)に対して、広告主は転職エージェント業として企業から報酬をもらうより前に広告費としてアフィリエイターに報酬を支払っていることになります。

そのため、仮にCV数が多くて特別単価を適用したサイトから多く流入があったとしてもしばらくはその費用が割にあっているかどうかすぐにはわからないわけです。

もしかしたら、広告主からすると100CV (100人申込み)したけど一人も転職が決定せず全く売上にならなかったけどアフィリエイターには70CV分支払っていた、なんてことがありえます。

転職エージェントであればだいたい申込から約3ヶ月程度経過してようやく転職が決定したりするのでCV発生から3ヶ月後に正確に分析をしたります。

もちろん3ヶ月サイクルで分析だとスピード感が遅いため、その手前のKPIを各社決めたりします。

例えば、発生したCVに対して◯◯率が何パーセントあるかなどです。

具体的な例だと、発生したCV数を母数とし
・ターゲット層の割合
・転職希望の時期が半年以内の割合
・20代〜30代の割合
などなどCVしたらすぐに集客の質の良し悪しを判断できるよう登録した時点の情報をもとにKPIを設定していたりするわけですね。

このように最終的に広告主の売上になるタイミングより前に広告費を支払うわけなので広告主は早めに費用対効果を分析できるようにしています。

であれば最初から①CV数と②集客の質が認められないと特別単価をもらえないのでは?と疑問になるかもしれません。

確かに一部の広告主はCV数と集客の質をどちらもみつつ厳しく特別単価の適用を見定めています。

ただ、多くの広告主はまずはCV数が一定数以上発生していれば、より多くのCV数を発生してもらうために特別単価をだして何か施策をサイトに依頼したりします。

というのもある程度CV数の母数が多くないとそのサイトの集客の質を判断することができないからです。

そのため、CV数が伸びてきてとりあえず特別単価をだしたけどしばらく様子を見ると費用対効果が悪い層を集客していたから通常単価に戻すor特別単価の単価を引き下げたい、なんていう要望が広告主からきたりします。

まあこういった分析はASPやASPの上にいる代理店などがデータをみて広告主とすりあわせするわけですが。

まとめ

CV数が伸びてきて特別単価ももらったからといって気を緩めることはできません。

その収益を維持するためにも広告主のビジネスモデルを理解し、広告主にとって費用対効果の良い集客ができることで継続的に特別単価をもらうことができるようになります。

正直、費用対効果の良い集客を継続的にするのはしんどいと思います。

検索ワードからコンテンツ内容など全て見直しをし続ける必要があり、単純にCV数が増えても喜ぶのはまだ早い、なんて状況が続くわけです。

費用対効果のよい集客をするためには、広告主の求めているターゲット層がどうゆう人たちなのか正確に理解する必要があります。

 ASPの担当者がついているのであればお伺いし、もしくはASP管理画面上で案件のプログラム説明の中に記載されていることが多いので確認してみましょう。

広告主がこうゆう人を集めたいと発信している情報は見逃さず、継続的なお付き合いを目指していきましょう。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?