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Chat GPT創業者が始めたWorldcoinプロジェクトの全容を解説!

こんにちは。ルピナス暗号資産ナビゲーターのshibaです。


Chat GPTのリリースで一躍知る人ぞ知る存在となったOpen AIの創設者、サム・アルトマン氏。彼が新たに立ち上げた事業とその資金調達のために発行された暗号通貨Worldcoinに注目が集まっています。

今回の記事では、Worldcoinがどのようなプロジェクトなのか、なぜ今注目されているのか、そしてどうすればWorldcoinを入手できるのかについて解説していきます。


この記事は、暗号資産(=仮想通貨)投資コミュニティ、ルピナスの投資講座の内容に基づき書いています。

暗号資産の投資からWeb3.0、ブロックチェーンのことなど、暗号資産を取り巻く情勢について解説しています。その目的は暗号資産投資のリスクヘッジであり、より小さなストレスで最大の利益を得ることです。

私自身もこの記事を書きながら勉強している身で、この記事を読んでくださるあなたと共に学んでいければと思っていますので、どうぞよろしくお願いします。

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また、ルピナスのホームページでは、暗号資産に関わる様々な情報提供を行っていますので、併せて参考にしていただければと思います。

※本記事では、仮想通貨、暗号通貨、暗号資産などの用語が登場しますが、これらは基本的に同じ意味です。

1.Worldcoinプロジェクトが実現したいこと

まず前提として知っておかなければならないのは、Worldcoinという暗号通貨が資金調達のために発行された通貨であるという点です。

これは何もWorldcoinに限ったことではありません。他の暗号通貨のいずれもが背景にプロジェクトを持ち、そのための資金調達方法として暗号通貨を発行しています。

では、Worldcoinプロジェクトが目指すもの、実現したいことは何でしょうか。

それは、次の2点だと言われています。

  1. 人間とAIを識別すること

  2. AIによって失われる雇用、すなわち収入を補填すること

以下、それぞれもう少し詳しく見ていきましょう。

■人間とAIを識別すること

人間とAIを識別するって言っても、そもそもAIはロボットだし。

そう思われるかも知れませんが、Chat GPTがそうであるように、人間との対話型AIの発展は目覚ましいものがあります。

例えば、AIを使ってキャラクターを生成し、Chat GPTでセリフを作ってしゃべらせるAI YouTuber(AItuberとも呼ばれる)というものも現れてきています。

インターネットの世界で個人を証明することはもともと難しかったのですが、AIの登場によってその数は無限に広がりさらに困難になっていく恐れが出てきました。

暗号通貨の世界では、通貨を取引所に上場する前にプロジェクトに触ったり協力したりした人に事前に暗号通貨を配布するエアドロップという仕組みが浸透しています。

ほとんどの暗号通貨で実施されている取り組みですが、基本的に1人1アカウントの登録を想定しているものの、実態は1人複数アカウントで登録する玄人の絶好の稼ぎ場となっています。

AIの登場は、このような1人の登録を想定した取り組みで個人を識別することを限りなく不可能にしてしまいます。

そこでサム・アルトマン氏が今回のWorldcoinプロジェクトで打ち出したのが「虹彩」を使った個人の識別です。

虹彩は一人一人異なる

今、世界中で専用のオーブを使った虹彩のスキャンが進められています。

虹彩を登録した人にWorldcoinを配布するという取り組みです。

下記のWorldcoin公式サイトで登録者数を見ることができますが、2023年6月27日現在で191万人となっており、サム・アルトマン氏は今後2年間で10億人を超えると言っています。

■AIによって失われる雇用に対して収入を補填すること

AIが発達することによって多くの仕事が失われるというのは、かなり前から指摘されていることです。

下図は、AIに代替されやすい職と代替されにくい職をホワイトカラー、ブルーカラーで分類したもので、ダイヤモンドオンラインが掲載した図です。

AIに代替されやすい職と代替されにくい職

このように、人間の仕事のかなりの部分がAIに代替されると予想されています。そのため収入を得られなくなる人が続出すると考えられています。

こういった事態に対応するため、世界各国でベーシック・インカムが研究されています。

ベーシック・インカムとは、日本で言う生活保護の広域版のようなもので、生きている人間に生活費を配布する仕組みです。

Worldcoinは、全ての人間である個人への通貨の配布を目的としています。

その方法として、虹彩による個人識別を行っているということです。

2.なぜWorldcoinは注目されているのか


Worldcoinが今注目されている理由としては、上記で挙げた2点のビジョンが壮大であることやサム・アルトマン氏がOpen AIの創設、Chat GPTのリリースに関わってきたことが挙げられますが、その他にも出資者や投資額の大きさで注目されています。

Worldcoinプロジェクトは、2023年5月25日にシリーズCの資金調達を完了したと発表しました。その額は160億円に及ぶそうです。

シリーズというのは、企業の資金調達ラウンドのことで、シリーズCは一般的には最終段階と考えられます。

企業の資金調達ラウンドのイメージ

サム・アルトマン氏が立ち上げたOpen AIに対しては、マイクロソフトが1月に1兆円規模の出資を表明したことで注目されていました。

そして今回のWorldcoinプロジェクトの出資者にも大物投資家が名前を連ねています。

  • アンドリーセン・ホロウィッツ(a16z)

  • サム・バンクマン・フリード(元FTX CEO)

  • Khosla Ventures

  • Coinbase Ventures

なお、今回のシリーズCの資金調達の前には、2021年に約33億円、2022年3月に約130億円の資金調達を行ってきました。

世界で注目されるプロジェクトではありますが、一方でこれまでにない大規模な個人情報の収集プロジェクトでもあり批判の声が上がっているのも事実です。

また、Worldcoinは米国やその他一部の国の人々には提供されないとも言われています。

今後の動向が気になるところですね。

3.何をすればWorldcoinを入手できるか

Worldcoinは現在、虹彩を登録することで配布を受けることができるようになっています。

虹彩のスキャンは、専用のオーブで行われます。このオーブは、バレーボール程度の大きさです。日本では東京の2か所で虹彩スキャンを受け付けているようです。

虹彩をスキャンする前に専用のアプリでアカウントを作成しておく必要があります。アプリケーションをダウンロードして電話番号などを登録することで作成することができます。

虹彩をスキャンするオーブ

オーブの予約の受付状況は、下記のTwitter「Orbs information Japan」から発信されています。

アプリでの事前登録と予約が必須となっていますのでご注意ください。

予約の手順もツイートされているので、下記をご覧ください。


最後に、少し私の考えを書いておきます。

AIはまだこれから大きく変化していくツールです。Worldcoinプロジェクトについては、個人情報を収集しているため批判される場面も多々ありますが、今後AIと個人の識別がしにくくなっていくことは容易に想像できます。

急激なITの発展によってこれまでの法律も用をなさなくなる場面が増えていくかもしれません。ですので、常に新たな情報をキャッチしながら考えて行動する必要性が高まっています。

今後よりそのスピード感が求められるようになるはずですので、ぜひ一緒に勉強していきましょう。

まずはルピナス無料会員に登録してみてください。必ず今後の投資に役に立つ情報が得られます。

まとめ

今回の記事では、Worldcoinプロジェクトのことをご紹介しました。

最後に簡潔にまとめてこの記事を終わりたいと思います。

■今回の記事のポイント

  • Worldcoinプロジェクトは、人間個人の識別とベーシック・インカムの配布を目的としている

  • Open AI創設者のサム・アルトマン氏の知名度に加えて、マイクロソフトやa16zの出資によってより注目を浴びるプロジェクトとなった

  • オーブで虹彩をスキャンし、登録することでWorldcoinの配布を受け取ることができる。


この記事では、できるだけ初心者の方にわかりやすく書いているつもりですが、よくわからないところなどコメントいただければ別の記事で補足していきたいと思います。

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また、ルピナスのホームページでは、暗号資産に関わる様々な情報提供を行っていますので、併せて参考にしていただければと思います。

以上、ここまで読んでくださりありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょう。

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