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それもあなただ(小説まとめ)

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自作の小説をまとめたマガジンです。
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#短編

なんか生きてたってみんな言うんです(小説)

 その夜は妙に客入りが悪かった。  隣町で祭りがあるからそれなりの売り上げを見込んでわざ…

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柴田彼女
13日前
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おいしい隣人(小説)

 その、本当に言い出しにくいんだけどさ、最近極端に痩せてきている気がするんだけど……だい…

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柴田彼女
2週間前
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みんな私の邪魔をしている(小説)

 周りの人たちは因習だとか時代遅れだとか犯罪だとかいろいろ言っていたけれど、私は別にそれ…

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柴田彼女
1か月前
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そしてまた一年後(小説)

 暗闇の中もがいている。  頭の先を引っ張られるような、掴まれるような感覚があって、次の…

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柴田彼女
1か月前
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魔法少女は卒業できない(小説)

 チッチは、 「ああ、君こそ魔法少女に相応しい。その秘められた力で、世界を救うんだ」  私…

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柴田彼女
2か月前
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悲しくておめでとう(小説)

 まだ上手に一人で歩けなかったころ、膝をすりむいて泣いてしまったある日の夜、父は家族三人…

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柴田彼女
3か月前
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偽物の朱夏(小説)

 教室の隅で、ずれた眼鏡を直しながら一人きりで人間関係に重きを置くライトノベルを読んでいる。  そういう、孤独な学生時代を過ごした人にばかり好かれてしまう。答えは簡単だ。私が、彼らに人気の作家の、人気作のヒロインに、どこか似ているから。彼らは私の中にヒロインの面影をみて、現実世界にも彼女がいたのだ、とひどく馬鹿げた妄想をしてしまう。  大人しくて、でも堂々としていて、常に淡々としていて、ひどく暗い過去があって、年より少し幼く見える外見。派手さこそなくとも、よく見ればそれなり

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そこにあるもの(小説)

 カロリーメイト、インゼリー、エナジードリンク、時々、カップ麺。  昼時の綿野くんの食事…

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柴田彼女
4か月前
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指が立つ、火が灯る(小説)

 小指を立てる。小さな火が灯る。ほんの一秒か、それ以下か。  私に使える魔法は、たったそ…

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柴田彼女
4か月前
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しおりちゃんの家(小説)

 しおりちゃんの家はなんだか少しおかしい気がする。お母さんがいつも笑っている。突然遊びに…

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柴田彼女
4か月前

清らかな水(小説)

 どうにも心を壊せないんだよ。  そう言ってへらへらと笑った彼の心がいまだ壊れていないだ…

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柴田彼女
2年前
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カーテン

 真白な室内へ陽光が真っ直ぐに差し込んでいる。看護師が濡れタオルで俺の顔を拭う。夏の熱気…

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柴田彼女
3年前

清潔な素肌

 汗をかいたあとの麻衣子は甘ったるい匂いがする。  若い女特有の、花のような、ミルクのよ…

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柴田彼女
3年前
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ラプラスのいうとおり

 朝テレビのスイッチを入れると、ニュースキャスターが「おはようございます。世界の終わりまであと七日になりました」と言う。出演している中堅俳優が「いやあ、この世界ももう一週間なんですね。これまでこの地球、そして“ラプラス”には本当にお世話になりました。僕は人類を代表してこの二つに心からの感謝を伝えたい! ありがとう、地球。ありがとう、ラプラス。今までお疲れ様!」と明るく語り、コメンテーターや若手のお笑い芸人がどっと笑う。  七日後に地球へ巨大な隕石が衝突することは、百年以上も前

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