シンセを使いこなしたい

シンセを使いこなしたい

シンセサイザー(以下シンセ)と一言で言っても、そこには数えきれない程の機能やパラメータがあって「プリセットしか触ったことがない」
そんな方が多くいらっしゃるのではないかと思います。

確かにシンセにはあまりに膨大な種類などがあり、実機・仮想ソフトなど、全てを含めると、その数は計り知れませんが
今回の記事では「全てのシンセに共通する基本項目」だけに絞って、書き進めて行きたいと思います。

シンセの基本4項目

①オシレーター
②フィルター
③モジュレーション
④アンプ
大雑把ですが、以上の4つがシンセを構成する基本的な4項目です。
大袈裟に言えば、この4つの項目を理解すれば「シンセを理解できた」という事が出来ます。

もちろん、これ以外にも機能やパラメーターは、各モデルやメーカー毎に様々なものが搭載されていますが、上記の4項目を理解する事は、自動車で言うなれば「免許が取れた」という段階と言っても良いかもしれません。

それでは順番に、4項目を見て行きましょう。

①オシレーター

これはシンセから出る全ての音の「原音」です。色々なプリセットも全てこのオシレーターの音が元になっていて、元々は大きく分けて4種類
・サイン波(Sine)
・三角波(Triangle)
・矩形波(Square)
・ノコギリ波(SAW)
現代のシンセには、さらにそこから派生した数百以上のオシレーター波形がありますが、この4つを理解しておけば、代表的なプリセットを作り出す事が可能です。

②フィルター

①のオシレーターで出力された音に、周波数的音量変化を与える為のフィルター。かみ砕いて言えば、専用イコライザーの様なもので、低音を削ったり・高音を削ったり・特定の周波数を誇張したりなどの変化を与えるセクション。

③モジュレーション

①・②・③・④(③自体も含む)などの調整可能項目に、任意に変化を与えるセクション。具体的には、音程を上げたり下げたり揺らしたり・音量を定期的に増減させたりなど、様々な変化はこのセクションで主体的に行います。

④アンプ

①・②・③で作られた音の出方を決める。具体的には、音の出だしの早い・遅いや、鍵盤を離した後にどれだけ音が残るか・残らないかなどを決める、時間的変化も含めた最終的な音量を決めるセクション。

このようになっています。
かなり簡略化して書いていますが、この上記4項目をしっかりと理解する事でシンセサイザーそのものを理解する事ができ
プリセットを「どう作り変えたら良いか」
自分なりのプリセットを「どう作れば良いか」などがわかる様になります。

私のYoutubeチャンネルでは、3回に渡って上記を詳細に解説している動画もありますので、是非コチラもご覧下さい。

もちろん、このブログと上記の動画を見るだけで、シンセの全てを理解したとは言えませんが、この4項目の基本をしっかりと身に付ける事で、皆さんの音楽制作に少しでもお役に立てれば幸いです。

最後までご覧頂きありがとうございました。
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