にじFes2021に感謝を
気持ちが新鮮なうちに色々書きたい。
元々にじFesの会場チケットが両日当選していて、現地レポなんて書いてみたいな、と思って始めたnoteなので。本懐を果たそう。
3周年記念というだけあってイベントの量は凄まじかった。前夜祭から数えて、直前レポートと最速感想放送を除くとおそらく26の枠があった。うち8枠は有料チケットが必要になる。
全ステージ視聴チケットは30,000円。
大金だ。
視聴チケットへの常套句に「実質無料」という言葉はあるが、払うには勇気のいる金額だ。学生の頃だったら断念していただろう。
しかし惜しくはなかった。
なぜなら私はこの"にじFes2021"を、余すことなく、全身全霊で楽しむと決めていたから。
これは「楽しみたい」という願望でもあるし、「楽しんでやる」という決意でもあった。
こんなふうに意気込むのは、にじFesが私の抱えるジレンマを解消する好機だったからだ。
ありふれた話だが、「好きだけど追えない」というジレンマだ。
私はにじさんじが大好きだ。その気持ちに嘘はない。
しかし追っていると自信を持って言えるのはただ一人。
私は配信でコメントとかもするリスナーで推しの配信では
「がんばれー!」「応援してます」「かわいい」「すき」
とかコメントしてきたんだけど、新しく魅力的なVTuberさんを見つけてもコメントはできない。
新発見したVTuberさんへのコメントに副音声を付けるとこうなるから。
「(見ないけど)がんばれー!」
「(追えないけど)応援してます」
「かわいい(けど追えない)」
「すき(だけど見てない)」
……送れないよ。
副音声は向こうには見えないから、ただ単に自分の気が咎めるだけなんだけど。
追えない理由は、まあ、時間ですね。配信時間ランキングで推しの位置を見て、こっから上の方のファンはどんな時間軸で生きてるのか気になりました。
引退したVもたくさん見てきた。応援が不可欠なVという存在に対して、「応援した気でいる」ことが申し訳なかった。こんなふうに応援のハードルを上げる言い草はよくない気もするし、何をもって応援とするかの尺度も人それぞれだとは思うけどね。
100名以上のライバーさんを全部推すのは不可能だから、そこまで気に病まずに済んではいるものの、その大多数に対して私は好意を伝える資格がない、という考えを拭い去ることはできずにいた。
そんな私にとってにじFesは「箱推し」をする千載一遇のチャンスだった。
にじさんじ内の交流が盛んになって、どんどん規模も大きくなって、とっても嬉しかったけれど、企画やコラボでどれだけライバーさんの魅力を知っても、ずっと「気持ち」だけ抱えているアンバランスな状態だった。やっと「行動」ができた。
「行動」とはどういう事かと言うと、生々しくなるけど「費やすこと」。「時間」か「お金」か「労力」か「熱意」かを費やして、ようやく私は「思うだけならタダ」の状態を脱することができた。
この3日間を経て、以前より自信を持ってにじさんじを好きでいられる。
自己満足ではあるのだろうけど、それが嬉しい。
レポを書きたいみたいな事をのたまっておいて、自分語りで終わってしまった。イベント自体の楽しさはタイムシフト周回の後に、また。
にじさんじよありがとう。これからもどうぞ宜しく。
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