【毎日投稿】9日目・好きな映画紹介

急に寒い。
あったかいものが恋しい季節になった。

最近のマイブームは手鍋(ソースパン)で作る一人鍋。
豆腐と豚肉とうどんと一食分の鍋用野菜セットに、一人前の鍋用スープを買って食べる。
お野菜も手軽に取れていい感じ。

数年前から独り身で生きて死ぬ覚悟が固まっているので、健康にはちょっとだけ気を付けようかな。

先日、ケリーと好きな映画について盛り上がったので、今日はで俺の好きな映画を紹介しよう。

・スカッとするシーンの連続「ターミナル」

トム・ハンクスはガチ。
グリーンマイルもユーガットメールもプライベートライアンもダヴィンチコードもキャストアウェイも、彼の出演作品は名作ぞろいだ。
運良く出演作品が名作に恵まれたのか。
いや違う、トムが出たから良作は名作に、名作は神作になったのだ。
と、思う。

自分の国が突然なくなったら、どうする。
それも、自分が海外旅行している間に。
もしそれが起こったらどうなるかと言うと、まず国籍を失う。

海外旅行は国から国への移動だから、当然パスポートなどで「自分の国籍」を証明する必要がある。まあ、国籍なんて普通誰でも持っている。

しかしこの映画の主人公ビクターは、海外旅行で空の上にいる間に国籍を失った。飛行機での移動中、クーデターが原因で母国が崩壊したのだ。
ニューヨークに着いて入国手続きをしようとするも、彼の国は無くなっているので、当然その国が発行したパスポートも無効。
母国に戻るために飛行機に乗るためにもパスポートが必要。
そもそも、クーデター直後の国に向かう飛行機などない。

英語もろくに喋れないビクターはニューヨークのJFK国際空港ターミナルに取り残されてしまう。

毎日人が行き交うターミナル。ただ、どんなに人が周りにいても孤独。
食事一つ、寝る場所一つ確保するにもハードルは非常に高い。
それでも様々な工夫を凝らし、アイデアを巡らせてビクターは生きていく。
自国語版の観光ブックと、ターミナル内の本屋に売っている英語版の同じ本を読み比べて、少しずつ英語を覚えていく。

清掃員や販売員などの空港スタッフ、キャビンアテンダントなどと出会い、絆を深める。次第に、ビクターを支え応援する人が増えていく。

これはホントに面白い。
個人的には「ショーシャンクの空に」に似た感覚があった。
ストーリーは全然違うけど、途中途中のチャプターに小さな感動やカタルシスを盛り込んで飽きさせない作りのようなものが秀逸だった。

はじめてターミナル内でお金を稼いだ時。
はじめてフードショップで買った食事をほおばる時。
はじめて仕事を得た時。
はじめて空港内のトラブルをビクターの力で解決した時。

それぞれのシーンで「うおぉ…!!」とこみあげるものがある。
一番印象に残っている場面がラストシーンよりもむしろ途中のシーンというタイプの映画だ。別にラストが微妙とかそういうのではないけど。

ヒューマンドラマとして最高の作品だと思うので、ぜひ。

・堺雅人のチルい演技が最高「南極料理人」

邦画からこちらをチョイス。
ジャンルとしてはコメディにカテゴライズされるのかな。

三谷幸喜作品とかクドカン作品が好きな人ならより楽しめる。
好きでない人でもきっと楽しめる。

南極には日本が運営する基地がいくつかある。
その中でも一番過酷で、アザラシやペンギンなどの動物も住めない、草花も生えないドームふじ基地。
年間平均気温はなんとマイナス54度という環境で、科学者や技術者が様々な観測や実験を行っている。

そこに、堺雅人演じる西村が料理人として着任する。
もともと海上保安庁の厨房担当で料理人だった西村だが、一年以上も家族と離れてしまうので南極に行くのは嫌だった。

娯楽も少ない、電話も1分700円以上かかる、水を得るには氷を切り出して溶かさないといけない…
様々な不便のあるドームふじ基地。ほか7名の不満もたまっていく。
そんなメンバーを、毎日の趣向を凝らした料理で癒していくストーリー。

これは本当にいい映画だと思う。
ネトフリにあったので、多分もう7回くらい観た。
そのくらい、さっくり観られる感じの作品だ。

最初の頃はワイワイしていたのに、時間が経つにつれてみんなの元気がなくなり、ギスギスしたりする場面もある。
それでも西村はただ美味しい料理を作って皆に振舞う。

皆で食卓に着いてご飯を食べるシーンが、この映画には何度も何度も登場する。それがまたイイ。

ひとつだけネタバレさせてもらう。
7人のメンバーは西村に対して「おいしい」「うまい」という言葉を一切かけない(多分…そうだった)。
その雰囲気がまたいいのだ。最&高なのだ。
新聞を読みながら、誰かと喧嘩しながら、よそ見をしながら、箸を動かす手は休めない。ただただ食べ続ける。
西村の作ったテーブルいっぱいのおかずをほおばり、白米をかきこむ。
その「食事シーン」と日常シーン、トラブルシーンの行き来が絶妙で、気づけばずっと観てしまう。

ぐぐっと引き込まれるとか、ハラハラドキドキさせられるとか、そういう類の面白さじゃない。
気付いたらこの映画と言う沼に腰まで浸かってしまっている感じ。
食事シーンが出てくるたびにちょっとだけ口角が上がってしまう感じ。

人が生きるうえで、美味い飯は本当に大事なんだと気づかせてくれる作品。
観終わったら腹が減るから覚悟しておいて。

・実に面白い!キャストも豪華で伏線も多数「容疑者Xの献身」

福山雅治主演「ガリレオ」シリーズの映画化作品。
別にガリレオのドラマシリーズを観ていなくても楽しめると思う。
2作目の「真夏の方程式」と迷ったが、僅差でこちらをチョイス。

ミステリー系の小説や映画をほとんど触れない俺だけど、この作品はハッキリ言って面白すぎた。
内容に関して言いすぎるとネタバレを多分に含んでしまうので、前の2作品よりは短めの紹介になると思う。

最初はわざとシーンを散らばせている感のある作り。
場面転換を多用したりよくわからないカットを差し込んだり。

だから初見の時、最初は「福山雅治かっけえなあ」「松雪泰子って日本一美人だよな」「堤真一って冴えないおじさん役も似合うなあ」「柴咲コウかわよ」とか思いながらダラダラ観てた。

最後の方で、ものすごい勢いで回収されていく伏線、解かれていく謎。
グイグイに引き込まれて目が離せなくなる。

ミステリー全般そういうものなのかもしれないが、不慣れな俺にとっては衝撃的過ぎた。釘付けになりながら「は?」「マジで?」と頭の中で何度も驚いていたのを覚えている。

福山雅治の声、セリフ回しも全編を通してカッコいい。
堤真一との掛け合いの部分は、マジで二人ともカッコよさがカンストしすぎてて興奮した。

たぶんミステリーに不慣れな人間でも全く問題なく楽しめる。
俺が実際そうで、メチャクチャ楽しめたんだから。

雰囲気やストーリーはダークめな感じなので、観終わった後に余韻に浸りたいような時には抜群におススメの一作だ。

・まとめ

この他にもたくさんあるけど、とりあえずの3作品。
忙しい現代人、なかなか一本の映画を腰落ち着けて観る時間もとれないかもしれない。
だからこそ、観る時はいい映画を観て有意義な時間にしてほしい。

紹介した3本はマジで外れないと思ってる。

コメントやらTwitterやらでこれらを観た感想やおススメの映画とか教えてくれると多分おれすげえ喜ぶよ。

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