【毎日投稿】4日目・あじゃすと!

モノを書くことを日課にするのはいいもんだ。
数年前までPCのキーボード打つのにケンシロウ打ち(人差し指だけで打つ事)だった俺が、ブラインドタッチとまではいかないまでもそこそこタイピングできるようになってきている。

いくつになっても人は成長できる。
でも、成長スピードは若い時の方が絶対に早い。
だから、どんなに成長を実感できても「もっと若いときにやっておけば…」という後悔は消えない。
せつな。

・メタバースとVtuber

あっちこっちで「メタバァース!」「メタバァース!」「メメタァ!」と聞こえてくる昨今。世界的な大手企業が「これからはメタバースだ!」と言うもんだからさあ大変。
風の噂じゃ、メタバースと何の関係もない会社の、メタバースを外国人野球選手かなんかと勘違いしてた様なおっちゃんが若い社員捕まえて「おい!お前ネットとかゲームとかよくするよな!メタバース詳しいんだろ?」と声をかけ、TwitterとAPEXしかしてないくらいの兄ちゃんひとりだけのメタバース部門を作ったりしてるとかしてないとか。

Vtuber界隈でもこの大手企業のメタバース参入、メタバースやバーチャル技術が世間に認知されていく事を喜ぶ声は多い。
「今まで配信プラットフォームや動画プラットフォームが主な活動場所だったVtuber達が、もっと色々な形で世に出ることが出来る」というのが大方の意見だろうか。
Vtuber・Vライバーを受け入れる企業が増え、活躍できるVtuber達が増えていくのは俺もとてもいい事だと思う。
広告収入・スパチャという不確定要素の多い収入から、スポンサー契約料、案件への出演ギャランティなど安定した収入になり、食べていけるようになれば業界も大きくなって夢も広がる。
ただ、そこに関してVの未来が希望に満ち溢れているかと聞かれると、順風満帆とは言い難いのではないかと感じている。

・Vtuberのイメージはいまだに「Youtuberのアニメ版」

エンタメコンテンツの一つとしてもはや確立したと言っていいVtuberというもの。
アイドルとも声優ともYoutuberとも違う、Vtuber独自の魅力でもって業界は大きくなり、様々な人気ライバーを生み出してきた。
それは確かだ。俺も好きなVtuberはたくさんいる。でび様とか。

しかし、その認識はあくまで「V界隈のファン」「Vを肯定的に見ている人達」の見方に過ぎないと思う。
Vtuberファンの中心は10代~30代であり、40代以上になってくるとその数はガクッと減る。全くいないわけではないが、40代以降になってくるとファンどうこうではなく「Vtuberってゲームして大騒ぎしてるYoutuberのアニメ版でしょ?」という認識の人がいまだに結構いる。
中には「Vtuberって言葉自体は知ってるけどどんなんかまったく知らん。キズナアイ?誰?」と、元祖であるキズナアイの事も知らない人もいる。

エンタメコンテンツの一つという立ち位置であればそれでよかった。
年齢関係なく好きな人は好きで、理解できない人はそれはそれで仕方ない。
ゲームやアニメと同列の「若者向けのエンタメ」というのはだいたいそんなものだ。
過激なコンテンツも性的な表現も独特のノリも、クローズドな場で楽しんでいる分には(法に触れなければ)問題ないし、理解できる人だけで楽しめればいい。

しかし、Vtuber自身がこれからメタバース事業にどんどん絡んで行き、どこかの企業や何かのイベントのイメージキャラクター・アンバサダーなどになる可能性が出て来た現在、そのままではまずい場合もあるかもしれない。

・アジャスト

たとえばの妄想シミュレーション。
ある企業がCMにVtuberを起用しようとしたとする。
若手でVtuberにある程度詳しい社員が「部長!この子なんかどうでげしょ!?」と提案する。
決定権を持っている管理職は先述した「Vtuberに関して知識がない、もしくは理解がない」人が多い40代以上の人だ。
「なるほど、じゃあお前の推薦した子の活動をちょっと見て見るか」
からのエロASMRやら暴言吐きまくりFPSやらを観たら、部長はどう思うかって話で。

もちろんそういったジャンルのものを否定してはいない。
法に触れない程度のエロ表現もノリの範囲の暴言・スラングも、それを納得して楽しめる者同士のコンテンツとして大事なものだ。
ただ、他ジャンルの企業の広告塔になるのであれば、そういう動画ひとつが理由で候補から外れる可能性は大いにあると思う。

「別に企業案件とか要らねーし!」って人ももちろんいるだろうし、それはそれでいいとして。
今までVtuberを広告や案件に採用していた企業はたぶん、バーチャルのノリやVtuber界隈の空気感と言うものにある程度理解があったのではないかと思う。
メタバースが広まった後に「よーしウチもひとつVtuberでも使ってみるか」って企業はおそらくそこまで理解度は高くない。
企業コンプライアンスやイメージを悪くされるような要素は取り除きたいはずだ。クリーンな活動をしている人を採用する傾向にあると俺は考える。

そういった形でこれからのメタバース社会で生きていきたいVtuberは、そういった誘いが来たとき、オーディションがあった時に変な理由で落とされないようにするというのも一つの手かもしれない。

なんの根拠もない推測だから、気にしないでいいよ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?