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【インド映画】Gehraiyaan(2022)

監督:シャクン・バドラー
出演:ディーピカ・パドゥコーン、スィッダーント・チャトゥルヴェーディー、アナンニャー・パーンデーイ、ダイリヤ・カルワー、ナスィールッディーン・シャー、ラジャト・カプールなど
上映時間:2時間30分

Amazon Prime Video オリジナル映画「Gehraiyaan」鑑賞しました。タイトルは日本語で「深み」という意味。

ストーリーはムンバイ在住のヨガインストラクターのアリーシャ(ディーピカ・パドゥコーン)が中心。彼女は売れない作家のカランと7年間交際している。なおアリーシャは幼いころに母親が自殺していて、その原因と考えられる父親のヴィノード(ナスィールッディーン・シャー)をひどく嫌っていた。

ある日、アリーシャの従姉妹のティア(アナンニャー・パーンデーイ)が婚約相手のザイン(スィッダーント・チャトゥルヴェーディー)を連れてムンバイに帰ってくる。四人はアリーバーグにある別荘で楽しい時間を過ごす。アリーシャはザインと惹かれ合い、ついには肉体関係を持つように。

その後も二人の秘密の肉体関係は続く。アリーシャは将来が不透明なカランと別れるが、一方のザインはティアとの関係を断ち切れずにいる。その後アリーシャの妊娠が発覚する。

本当にインド映画なのかと思うほど複雑で深い物語です。まさにタイトルの通り。これほどストーリーを複雑にさせている要素はアリーシャとザイン、ティアの三角関係です。

ひとつは前述の浮気関係。もう一つはアリーシャとティアが従姉妹であるという点。そしてザインのビジネスである、ムンバイの住宅地開発プロジェクトに、ティアの両親が多額の投資をしていること。そしてザインはアリーシャのヨガアプリ開発に投資し、ヨガスタジオまで提供します。
そこからザインプロジェクトへの投資家がマネーロンダリングで逮捕され、財政難に陥ることで、すべての関係が壊れていきます。

演技面でいうと、やっぱナスィールッディーン・シャーは、深みがあっていいですね~。特に声が素晴らしいです。低くて重みがあり、どこか優しい声。あの父親役は彼が適任であったと思います。
ただ彼が演じることによって重要な役というのが確定するので、僕の中ではある種ネタバレのようにも感じてしまいました(笑)

あとスマホ通知の演出が良かったです!時代感を演出し、かつ小さめに出すことで世界観の邪魔をしない。新しい見せ方だなーと思いました。

「Gehraiyaan」はインド映画とは思えぬドロドロした恋愛関係の作品になっています。かなり深い作品です。
あとディーピカ・パドゥコーンのベッドシーンもたくさん!!

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