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【洋画】世界にひとつのプレイブック(2012)

監督: デヴィッド・O・ラッセル
出演: ブラッドリー・クーパー、ジェニファー・ローレンス、ロバート・デ・ニーロ、クリス・タッカー、アヌパム・カーなど
上映時間: 2時間

インドの名優、アヌパム・カーが出演するハリウッド映画とのことで鑑賞。しかもロバート・デ・ニーロと「ラッシュアワー」のクリス・タッカーも出てると!

目的は主に上記三人だったのですが、見始めるとそのことを全く忘れていました。シンプルにストーリーがおもしろい。
精神障害という重たいテーマなのですが、ところどころコメディが挟まり重くなりすぎずバランス良い。

特にパット(ブラッドリー・クーパー)とティファニー(ジェニファー・ローレンス)の最初の食事シーンは笑いました。イカれたふたりのチグハグな会話が最高におもしろい。

後半からの展開はすごく惹きつけられました。内容こそ違えどお互い過去のトラウマに苦しむふたりが、ダンスを通じて回復していく。そして過去への執着を捨て未来へと進んでいく。

この作品でジェニファー・ローレンスがアカデミー女優賞を受賞したのですが、やはり彼女の演技素晴らしかったです。
特に最後のシーン。パットからもらった手紙を読み上げるところはマジで美しいぐらいに完璧。
シバモア泣いちゃいました。

デ・ニーロ、クリス・タッカー、アヌパム・カーはそれぞれ安定感のある演技でした。アヌパム・カーはどんな役でもできるのですが、医者とかは特にはまり役な感じがします。

ダンスコンペティションでこの三人が同じ画面に映るシーンは完全に俺得でした。スクショして残しておきたいぐらいエモかったです(笑)

ちなみにデ・ニーロはアメフト好きの親父という役で話の中でもこのアメフトがひとつポイントになるのですが、こういうときに燃えるスポーツってアメリカだとやっぱアメフトになるんですね。

フレンズのジョーイも大のニックスファンだし、グリーでも花形はアメフト部。
インドだったら間違いなくクリケット。実際インド映画でもクリケットは今回のアメフトと同じような扱いを受けることが多い。
日本だと昔のプロ野球が近いかも。それでも両者の熱には到底敵わないとは思っていますが。

改めて心動かされるいい映画でした。全部が全部ではないと思いますが、ハリウッド作品って脚本がすごくしっかりしてる気がします。インド映画は正直粗いところありまくりですから(笑)
たまに洋画を見るのもいい勉強になります。

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