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【邦画】テルマエ・ロマエⅡ(2014)

監督:竹内英樹
出演:阿部寛、上戸彩、北村一輝、竹内力、曙など
上映時間:1時間53分

阿部寛主演の「テルマエ・ロマエ」鑑賞しました。古代ローマの話かと思いきや、ストーリーは基本古代ローマと現代日本を行き来します。あとパート2があるとは露知らず、2から観てしまいました。ただそこまで大きな影響はなかったです。

古代ローマのテルマエ建築士ルシウス(阿部寛)は、テルマエの奥底に入るとタイムスリップし、日本の温泉にたどり着く。そこで得た知識を基に古代ローマのテルマエ文化を栄えさせていく。入浴剤や足つぼマッサージ、マッサージチェアに子供用のウォータースライダーまで、古代ローマの平和の為にいろいろなものを実現させていきます。

ルシウスは平和路線を推し進める皇帝のハドリアヌスから絶大な信頼を寄せられる。しかし一方で「強いローマ」を目指す武闘派の軍団にはルシウスは良く思われていなかった。ハドリヌアスはルシウスに巨大な温泉保養地の建築を命じ、ルシウスは理想郷であるユートピアの完成のために尽力する。

古代ローマの歴史を取り扱った難しい物語かと思いきや、思いっきりコメディ映画でした。古代ローマ人が日本にタイムスリップするという大枠もコメディだが、小ボケもたくさん散りばめられていた。曙の登場や、琴欧州がコトオウシュヌスというグラディエーターとして登場したり、露天風呂で松島トモ子が熊と戯れるなど、インド映画(特にカラン・ジャウハル作品)を想起させるような内輪ギャグのオンパレード。

他にもタイムスリップ中に歌う謎のおっさんが途中で妻と喧嘩したり、日本でのルシウスの会話はラテン語で行われているのに急に「字幕お疲れさまでした。ここからは日本語で話します」などどいうインド映画ばりの設定無視、現代のテクノロジーを古代ローマで人の手で実現するなど、もはやギャグマンガです(笑)。肩の力を抜いて楽しく鑑賞できました。

阿部寛は背が高く毛深くて古代ローマ人のキャラクターにぴったりです。「VIVANT」のイスラム人の変装も最高に決まっていましたし、本当に個性的な俳優です。上戸彩は庶民的な役を演じるのが上手な印象。肩ひじ張らない演技がいいですね~。

この映画を観て一番思ったことは、日本ってめちゃくちゃ恵まれた国だなと!インドには湯舟がないので温泉のシーンがすごくうらやましかったです。特に草津などは嫉妬で狂いそうでした。あとラーメン!!餃子!!こちらもインドではなかなか食べることができません。作中でルシウスが感動していましたが、僕もきっとあんなリアクションになってしまいます。日本に帰りてぇ~(泣)

「テルマエ・ロマエⅡ」は古代ローマと現代日本を行き来し、古代ローマに日本の温泉文化を持ち込むといったコメディ映画。想像していたものよりだいぶギャグ強めでした。あと謎に2から観てしまったので、すぐに1も観ようと思います。

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