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【洋画】イエスマン(2008)

監督:ペイトン・リード
出演:ジム・キャリー、ズーイー・デシャネル、デヴィット・ハイマン、リチャード・D・ザナックなど
上映時間:1時間44分

ジム・キャリー主演「イエスマン」鑑賞しました。こちらも当時、話題作だったことを記憶しています。

主人公のカール(ジム・キャリー)は普通に働く銀行員。人づきあいが悪く仕事でも、プライベートでも、誘われることにはすべて「ノー」と返す男。彼は三年前に離婚をしており、人づきあいの悪さに親友ピーターからも幻滅されて、仕事では昇進話がなくなる。とことんいいことがない人生を送っているある日、知人のニックから「イエスと答えるようになって人生が変わった」と怪しげなセミナーに招待される。

カールは嫌々ながら参加し、しかも代表者のステンスに大勢の参加者の中から選ばれ、対面でこれからのすべての問いにイエスと答える誓いを立てさせられる。誓いを破ると良くないことが起きるといわれた。セミナー直後、カールはホームレスに公園まで送り届けるようにお願いされて「イエス」と答え、携帯電話を使わせてほしいとのお願いにも「イエス」、しまいにはお金まで与える羽目になる。携帯電話の電源は切れ、しかもガス欠にまでなる。

カールは内心イライラしながらも走って山を下りガソリンスタンドで灯油を買う。するとスクーターに乗るアリソン(ズーイー・デシャネル)と出会い、車のある公園まで送ってもらい、キスまでしてもらった。

何事にもイエスと言うことで人生を楽しくしていこうという物語です。時代が進むに連れて忙しくなったり、物が豊かになったりして、他人と接する機会がどんどん減ってきている中、良いコンセプトであると感じました。

イエスと答えることで人生が楽しくなるというのは、ハッキリとした理由があります。イエスと言うことで人生の可能性を最大限に広がり、より多くのことを経験できます。その結果人生がより豊かになるのです。つまり「イエスと言うこと=より多くの経験をすること→より良い人生に導く」ということなのです。僕はこれが真理だと見ています。

特に経験というのは、僕もとても大切にしている要素です。どこかの本に書いてあったのですが「百聞は一見にしかず。百見は一験(経験)にしかず」。本当にその通りだと思います。世の中には経験して初めてわかることがたくさんあります。経験することは、人生において一番の学びなのです。

ただイエスと言い続けることには、自分の時間を無くしてしまうという欠点があります。僕もわりとその穴に落ちがちです。なので僕は初めてのことには「イエス」と言うルールを自分に設けています。それが良くない経験であったとしても、反面教師的な経験として蓄積されるし、何よりお笑い芸人としては苦い経験こそエピソードトークの種になるものです!そして後に同じ誘いがあったときはその時の経験を基に判断すればいい。

ジム・キャリーは本当におもしろいですね〜。特に顔芸や動きのおもしろさは抜群です。この映画は彼の演技でもっている部分もかなりあります。

「イエスマン」は何事にもイエスと言うことで人生を好転させていく男の物語。現代を生きる人々に良い教訓であるし、なによりジム・キャリーの演技がおもしろい!

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