見出し画像

【インド映画】Dream Girl 2(2023)

監督: ラージ・シャーンディルヤー
出演: アユーシュマン・クーラーナー、アナンニャ・パンデイ、パレーシュ・ラーワル、アンヌ・カプーフ、ヴィジャイ・ラージ、ラージパル・ヤーダブなど
上映時間: 2時間20分

今年の8月に公開された映画。当時Dream Girlの前編も観て予習して、映画館に観に行ったのですが、まさかの英語字幕なし。サイトには字幕ありと載っていたのですが。インドやなぁ。

字幕なしでも大まかな筋は理解できましたが、コメディなんで細かいセリフまで理解しないと評論できないと思い一旦感想を書くのを放置していました。
11月よりNetflixでの配信が始まったので、改めて字幕ありで鑑賞しました!

前作は人物相関図の込み入ったドタバタコメディでしたが、今作はそれを超えるカオスシチュエーション。僕も付いていくので精一杯でした(笑)

舞台は再びインド北部ウッタルプラデシュ州の町マトゥラー。クリシュナ生誕の地で、ヒンドゥー教の聖地です。作中でも登場人物がよく口にする挨拶「ラデーラデー」は、クリシュナの愛人・ラダーが由来で、クリシュナの寺院で実際によく耳にします。

主人公のカラムは彼女のパリーと結婚するため、友達のスマイリーを結婚させるために、今作でも女装をします。名前はプージャ。
架空の女性プージャはスマイリーの婚約相手の兄と結婚。自身が働くダンスバーのオーナーにも惚れられたり、父親の借金取りの男も彼女にゾッコン。

一方のカラム本人もスマイリーの婚約者の叔母に見初められたり、自身の父親が逆にその叔母に恋したり、もうムチャクチャです(笑)
この超絶難しい知恵の輪みたいな状態が、後半になるとさらにこんがらがります!もう正直お手上げ状態でした(笑)

主演アユーシュマン・クーラーナーは今回も見事な女装&女声を披露。本当におもしろい俳優です。

そしてヒロインのアナンニャ・パンデイがかわいいこと!登場人物が多過ぎるがゆえに、出番が少なかったのが残念。もっと見たかった!

他にもパレーシュ・ラーワルやラージパール・ヤーダブなどコメディ演技力に定評のある役者が多いので、各シーンはしっかりおもしろかったです。映画館でもよく笑いが起きていました。

ただエンディングは、わりと雑だった印象。それまで問題が山積みだったのに、そのほとんどが未解決のままに終わった感じ。
前作は強引ながらも全て解決していたのですが、さすがにカオスが過ぎたか。

Dream Girl2は実力派俳優を多数擁したドタバタコメディ劇。ストーリーは若干雑だが、笑いは保証できます(インド人向けですが)。
特筆すべきはアナンニャ・パンデイの可愛さ!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?