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【インド旅行記】プラヤーグラージ

ラクナウの食べ歩き旅を終え、朝7時半の鉄道でプラヤーグラージへ。鉄道は安定の1時間遅れで到着。ラクナウ行きの鉄道に続き、2連続遅延です。そして16時半にプラヤーグラージ発の鉄道もこの時点で既に2時間遅れ。遅延ターキー!さすがインディア。

プラヤーグラージは昔はイラーハーバードという名前でしたが、2018年に改名。昔のはイスラム由来の名称で、現在はヒンドゥー由来。この辺にもモディ首相のヒンドゥー優遇政策の波が押し寄せていますね〜。

この町はヒンドゥー教の聖地でもあります。特に有名なのはサンガムという3つの聖なる川の合流地。
1つ目の川は言わずと知れたガンジス川。2つ目はデリーにも流れるヤムナー川。そして3つ目は目には見えないが地下に存在しているという伝説のサラスヴァーティ川。

まあ目で確認できるのは2つの川のみですが、その2つの合流点ってだけでもヒンドゥー教徒にとっては恐ろしいほどのホーリープレイスです。
そういう訳で、ヒンドゥー教徒的にはヒンドゥー由来の名前にしたかったんですね。

僕の目的はもちろんサンガム!3つの聖なる川の合流点は僕的にも激アツなので。人生で一度は見ておきたいと思い旅程に無理矢理組み込みました。

鉄道駅を降りて気づきました。プラヤーグラージ、恐ろしいほどのの田舎です。ウーバーなし。リキシャは基本的にシェア。そして見渡す限りひたすら野原と牛。
特に牛多すぎ。下手したらプラヤーグラージの全人口より牛の方が多いかもしれない。マジで。

牛その1
牛その2

だだっ広い野原に牛、車、人。カオスすぎる。。この地にルールや秩序など存在していません。

そして目的地のサンガムにたどり着きましたが、こちらもこちらで凄いことに。

インド人の群衆
沐浴キッズ

沐浴が主な目的ではあると思うんですが、インドの曲に合わせて歌って踊る人がいたり、曲芸をしてる人がいたり、ボートの呼び込みがいたり、もうグシャグシャ。こんなに難易度の高い場所、久しぶりです(笑)

なんとかこのカオスを脱し、今度はヤムナー川沿いを歩きます。少しボートに乗ってみたい気もしていたのですが、大体みんな300-500ルピーぐらいで言ってきます。完全にボッタクリです。
しかし川の端のほうに行くと優良な値段のボートが。100ルピー。これは完全にローカルプライス!せっかくなんで乗ってみることに。先客のインド人と二人です。

船乗とインド人

沖から合流地点の方に向かっています。この辺をゆっくり周遊するのかなーと思っていたら、丁度合流地点で止まります。
合流地点では2つの川が合わさっているのが目で確認できます。ヤムナー川の方がちょっと色が濁っているんですね。

ここで一緒に乗っていたインド人が「さあ行くぞ」と僕に声をかけ服を脱ぎ始めました。よく見ると周りのボートもみんなここに停泊しており、 上裸の男がたくさんスタンバイしていました。
ここでようやく気づきました。この船は周遊船なんかじゃなくて、沐浴するためのやつだったのだと。

ノーと言う選択肢も残っていました。しかし気づいた時には僕はパンツ一丁。僕の心が聖地での沐浴を欲していたのです。そして川にドボン。いやー、めちゃくちゃ気持ちいいですね〜。
沐浴は一度ガンジス川でもしていて、その時も特に病気などしなかったので、心配は一切なし。心も身体もインド人になったなぁと。

もちろん手順は踏んで。先ずは太陽に聖なる川の水を捧げるポーズ。そして鼻をつまみ頭まで5回川に浸かる。最後は合掌。
心も身体も浄化され、スッキリしました。

沐浴後のシバモア・ゲン

正直今回は沐浴をする気はなかったのですが、して良かったです!この日からこの記事を書いている現在まで約5日間特に病気もないので、今回も大丈夫そうです。ただ通常の日本人は8割方身体に異変をきたすとのことなので、やるかどうかは自己責任でお願いします。

その後はヒンドゥー教のお寺を参拝し、駅に向かってバラナシ行きの鉄道に乗りました。次回はバラナシ編。

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