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水コンを通じて考えた水コンのあり方〜自己PRを見てくださった方、そしてお茶大生へ〜

こんにちは。しばまおです☺︎
本日、公開された自己PRを見ていただけたでしょうか?
見ていただいた方、本当にありがとうございます。
紙芝居を通じて、私が水コンのファイナリストとして活動していく中でできたミスコンの理想像を提示しました。
この理想像に向かうために、具体的に4ヶ月かけて辿り着いた私なりの結論をこのnoteで主にお茶大生に向けて発信したいと思います。

本来、私の理想としていた活動は「お茶大生の憧れるお茶大生」を具体化した「努力は成長へ成長は魅力へ」というコンセプトのもとで、自分自身と向き合い、お茶大生に向けて魅力的な発信を行うことでした。しかしながら、いざ水コンが始まると、お披露目当日から一般の方も投票できる毎日のweb投票制度があり、強い違和感を感じました。
この制度により、毎日の投票を呼びかけるためできるだけ毎日投稿を行うこと、投稿に反応をいただくために自分の写真をとること、投稿の反応に返信することが活動の中心となっていました。これに加えて、web投票はお茶大生ではない外部の方からの評価が含まれるため、票を集めることに必死になると単純なウケを考えて、自分が元々考えて発信したかったことを発信しづらくなることがありました。また、できるだけ毎日投稿しなければと考え、しっかりと考えが整理できていない段階で投稿しないといけなくなったこともありました。水コンのファイナリストとして活動していく中で、現在賛否両論が飛び交うミスコン問題の要因が、こうした毎日の一般投票をはじめとした対外活動の比重の高さにあるのではないかと考えるようになりました。

現在の一般的なミスコン活動はSNSを通じた対外的な活動が主となっています。水コンは「お茶大生の憧れるお茶大生」というコンセプトを持っているにも関わらず、一般的なミスコンの対外活動的な側面を強く踏襲した形になってしまっています。
このように対外的な活動の比重が高いことにより、アナウンサー志望などのファイナリストが外部の方への発信力をつける経験ができることや、ミスコン自体の認知度が上がることで外部の方を巻き込みながらミスコンを始めとした学園祭全体が盛り上がるという利点はあると思います。
一方で、対外的な活動の比重が高いことにより、外部の方から反応をもらおうとするあまり、ジェンダーやルッキズム的な問題につながることがあると思います。また、大学の名を冠する代表が外部の人によって決定されてしまうことに対して反感を抱く内部生がいることも事実です。
お茶大生はジェンダー問題に対する意識が高い人が多く、水コンも他のミスコンとの差別化を図っているはずであるのに、ジェンダー問題につながるようなシステムが当たり前のように導入されていることに私は違和感を感じています。
この違和感を解消する方法の一つとして、自己PRの紙芝居で私が理想とする水コン像を提案させていただきました。それを実現するための一歩として以下のように改善できると考えています。

1つ目は、水コンの評価方法の改善です。
最近は上智大学をはじめミスコンにおける評価「軸」を改善するような動きが発生していますが、外見的な美しさを評価の主軸として置くことに対しては賛否両論あると思います。そこで私は評価「軸」ではなく評価「方法」が改善されるべきだと思うようになりました。
具体的にはミスコンがお茶大の水コンが行おうとしていた学内票を重視するコンテストになっていくといいのではないかと考えています。ミスコンの歴史を振り返ると、SNSやメディアの影響が強まってきている現代社会において、ミスコンというものはただの内輪的な美人コンテストから学校の名を冠して対外的に活動するような責任感を伴うものに変化してきているように感じています。
だからこそ大学の学生の代表は学生が決定するように変えていくべきではないでしょうか。学生に外見を重視する風潮があれば外見重視のコンテストになり、SDGsなどの活動を重視するのであればそうしたコンテストに変化する。しかしながら評価軸がなんであろうと学生が学生の中から憧れを感じるような人を選出する構造であるべきなのではないかと考えています。SNSにおける活動を否定しているわけではありません。むしろそれは対外的な発信力という面でしっかりとした評価軸のひとつになり得ると思っています。
しかしながら学校の代表としてグランプリを選ぶにあたって外部の票が内部の票と同等に扱われることに違和感を感じています。個人個人が多種多様な考えを持つ評価軸を票という形で民主主義的に反映させることで学生全員が納得できるコンテストになるのではないかと思っています。

二つ目は私個人の評価軸に対する意見です。
出場者としてではなく、一人のお茶大生として、水コンがこんな評価軸だったらいいなという弱い主張です。
お茶大の魅力を発信する人、自分の好きなことを極めている人、ある社会問題に真剣に取り組んでいる人、自分の意見をしっかり持っている人。自己 PRの紙芝居の理想の世界でも登場したような人です。
外部に対して胸を張って紹介できる学生の代表はこうした努力をして成長している魅力あふれる人なのかなと思います。
皆さんの憧れの評価軸は様々だと思いますが、私の理想の評価軸はこのようなものです。
このようにお茶大生全員が自分の憧れに対する評価軸を考えながら真剣に投票すれば、私の理想とするような水コンが実現するのではないかと思っています。

以上が、理想の水コンに向かうための一歩として考えたことです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
7月から約4ヶ月の間、毎日たくさんの応援をいただき、そしてnoteを読んでいただいて、本当に、この文章では感謝の気持ちは伝えきれません。
今日までの水コンの活動に思い残す事はありません。このように思うことができるのも皆さんに支えられてここまで活動を続けてこられたからだと思います。
本当にありがとうございました。

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