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海の日を ②

海の日を追いかけ続けおいつかれ
時季に灼熱アル中地獄


 私は海。海こそが落日を最も輝かせると山や平野や市街地に向かいありもしない肩を聳やかすけれど、日に沈まれたあとで、余熱の残った頭を冷やしてあの人のほうが私を輝かせていたのだと気づく、波打ち際の泡立つ麦酒を傾けながら。


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