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中尊寺展に行って源義経に想いを馳せた話

中尊寺金色堂展に行って来ました。

なにが凄かったって……入口にばばば~んとある、特大デジタル8K画面ですよ!!

あれ、実際に見に行くより鮮明に見えるってどういうことなの!?
実際の金色堂よりも間近で見られるからですね!! デジタル画面なら行きとか脂とか照明とか気にしないでいいですからね!

もう、あれだけで1600円の価値がありますから、展示されている宝物や仏像は実質無料ですよ。

中尊寺の仏像、躍動感や衣服の表現はたしかに運慶っぽさを感じますが、髪の表現がちと違うので、慶派とはまた違う工房なのでしょうね……。
アレを見た坂東武者たちが運慶に依頼したのは納得。めっちゃくちゃカッコいいですもん。

そして、音声ガイドは「義経」

……義経のガイドで10年ほど前に行った平泉の風景を思い出していました。

……でもふと思ったんですよ。

義経って平泉でどういうポジションだったんでしょうか?

特に領地とか持ってなくて、 『家』も自分の妻(郷ちん)と娘しかいなくね?? と思って……。 平泉にある館も……借家???

義経→父はエケチェンの時に亡くなっていて、出世頭の兄とは不仲。
郷ちん→父も兄も亡くなっている。

身寄りが……身寄りが無さすぎる。

逆に秀衡さんはよっつねになんのメリット感じたの? (メリットないのに匿ったんだよってのも美味しいですが、それはそれとして)

そして、泰衡さんがよっつね討ち取るメリットってなんだろう??

さらに言えば義経さん、鎌倉にいる時もどこに住んでたんだろ????
御所に居候???

マジ何のために奥州からやってきたんだろう。
鎌倉から見たら壇ノ浦以降の動向が不審すぎるし……。もしかしたら鎌倉ではなく京と奥州の渡し船的な……? とも思ったが、その割には奥州の兵を動かせてないし。

鎌倉でも御所に居候っぽいし、 奥州でも借家っぽいし、 所領を持っているわけでもなく。 一応、伊予守を得たけど、それでどうなっているわけでもなさげ……? 考えれば考えるほど完璧で究極の愛され末っ子キャラになってしまう。

ただ愛される為に生まれてきた存在。 そう……僕らは誰でも、愛されるために生まれて来たハズなんだ……。

仏像に囲まれて、そんな事を思っていました。

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