【小説】山の中(第3話)
■■■小説のあらすじ■■■
羽住 隆志(はずみ たかし)52才。山の中で、雪が覆った川に落ちたところ、村人に助けられた。目が覚めると古い家の布団で寝ていた。その家には囲炉裏があり、古い着物を着た男性3人が座っていた。
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囲炉裏の火が点いても部屋は冷えており寒かったです。囲炉裏端に座り、火に近づくと「ああ、あたたかい」と、生きた心地がしました。年配の男性が労わりの言葉をかけてくれました。
「おまえさん、大変だったな。どっから来たガダ?」
「はあ、