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柴垣敏久、ニュースを語る コンサルは現場の意見に耳を傾けてはいけない?

こんにちは。柴垣敏久です。

1月7日、ついに新型コロナによる2度目の緊急事態宣言が発出された。緊急事態宣言自体の是非やタイミングの賛否について語るのは本稿の目的ではないが、私が興味深く思うのは、昨年4月の1回目の緊急事態宣言から始まり、段階的な解除、今回の2回目の発出に至るまで、政府が「意図的に行った」と思える宣言直前のプロセスである。 毎回、数日前には宣言の内容がマスコミによって報道され、おおむね報道通りの内容で発表されている。これは国民に迎合的なある種のポピュリズムなのではないだろうか。
https://diamond.jp/articles/-/260389

コンサルタントは時にそのプロジェクトの方針をしっかりと定め、方針を貫くようなことが求められます。しかし、コンサルタントはロボットではなく人間なので、現場の意見や現場の声をしっかりと聞き、その中でこのままの方針を貫くとハレーションが強くなり、うまくいかないのではないかと考え、躊躇することがあるようです。
確かに、頭ごなしに、あれをやれ、これをやれと言われても腹立たしく感じるものです。特にコンサルタントに対して、社長の茶飲み友達じゃないかと思われる面があり、お前に何がわかるんだとバカにされることもあります。私が会社員だった時はさすがにコンサルタントにそんなことを思いませんでしたが、実際に軽蔑している同僚はいました。それがコンサルタントにも伝わるので、それを受けて現場の声を取り入れようとすると、結局改革ができなくなって、コンサルタントの意味がなくなるというわけです。
コンサルタントはある意味嫌われ役であり、組織のために忠誠を最も誓うべき人間といってもいいでしょう。それだけやらなきゃいけないことがあり、遂行し続けることも大事です。とはいえ、若いコンサルタントなんかはそれを実行し通すというのが結構大変だと思います。

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