サボテンが我が家にやってきた

勢いで買ってしまった。

2.5センチの小さなサボテン。名は「エキノプシス」 そんな古代魚みたいな名前をしているのかというのが最初の感想だ。


朝から友人と、田舎町の廃ビルの3階にポツンと出来たカフェで素敵なモーニングを過ごし、アンティークな家具屋をウロウロ。自粛期間、近所の散歩ぐらいしか行けていなかった私にとってこの日はテンションが上がっていた。

しかもまだ私は就活真っ最中。ダラダラ続く毎日に変化が欲しかったのか、とにかく私は癒しを求めていたのだ。

帰り道に100均に寄るといつも行くのが植物コーナー。ずっと気にはなっていたが、節約だと控えていた。でも、今日は財布のひもが緩んでいたのかすぐに手を伸ばしていた。


家で広げてみると、小さな鉢にカラカラの土。喋らなければ動きもしない小さな命に胸の高鳴りが止まらない。


スマホで育て方を必死に調べてみたが、どうやら日本の高温多湿な夏にも強い、育てやすい種類らしい。少し安堵した…。


どうにか花を咲かせるその日まで育て上げたい。ある意味これは怠け者な私に課したちょっとした試練。


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