綾野剛に辿り着いた日

綾野剛さんを好きになってしまいました。

前々から存在は知っていたけれど、まさか2024年になって好きになるとは。

そして経験上分かる。これはずっと好きなタイプの「好き」。
ファンと言って差し支えないやつ。

自分の中でこういう「好き(=ファン)」のなり方は2種類あって、
今までほとんど知らなかったけど、知った瞬間実はストライクゾーンだったものと、
以前から存在は知っていたけど、ある瞬間魅力に気づいて目が離せなくなるもの。

綾野さんの場合は後者。出演作も何作か観たことがあるし、バラエティー番組の綾野さんも観たことがあります。

一度、書き出してみます。

TBSドラマ「MIU404」伊吹藍
TBSドラマ「コウノドリ」鴻鳥サクラ
日テレドラマ「恋はDeepに」蓮田倫太郎

そう、主演作をちゃんと観ています。なんなら「MIU404」は好きすぎて10周は観ています。番宣も結構観ました。それなのに何故今「カラオケ行こ!」で好きになったのでしょうか…。

考えた結果それは、「綾野剛」に辿り着いていたかどうか、だと思います。

ドラマで綾野さんを見たとき、さすがに綾野剛が演じているということは頭では理解しているのですが、それを深く実感する前に、綾野さんが今まさに演じている作中の人物を見てしまっているように思います。

MIU404なら伊吹藍を。
コウノドリならサクラ先生を。
恋はDeepになら倫太郎を。

綾野剛の存在感よりも前に、ちゃんと役が生きているから、綾野さんまで辿り着かない。
別に悪い意味ではなくフラットな意味で、綾野さん目当てでドラマを観たことがなかったので尚更。

ただ、今回の「カラオケ行こ!」は振り返ってみれば結構特殊でした。

映画というものが特別好きでもない(むしろ少し苦手)、原作漫画も存在は知っているけど読んでない、主題歌も役者にも特別な感情はない。強いて言えば、主演が綾野さんで、脚本が野木亜紀子さんというMIU404タッグだったのが魅力的だったくらい。

それでも観に行ったのは、Xで当時大量に見かけた

「綾野剛の足が長い」

なんか本当にめちゃくちゃ見かけました。あと予告VTRで見た綾野さんの関西弁がとても良かったので、これは気になると思い、観に行くことに。

そう、カラオケ行こ!に関しては、最初から「綾野剛」を認識して観に行ったのです。
多分、これが大きな違い。ある意味、綾野剛の足の長さを確認しに行ったからこそ、成田狂児を超えて綾野さんに辿り着けた。

鑑賞後。

「綾野剛の足が長かった」
「綾野剛の関西弁が良かった」
「綾野剛の歌声が気持ち悪かった」
「綾野剛のルビーの指環が良かった」
「綾野剛の距離が近かった」
「綾野剛の表情が良かった」

出てくる感想ひとつひとつに「綾野剛の〇〇が」が自然とつきました。

そこからは流れるように綾野さんのことが気になり、ちょうど数日後綾野さんのお誕生日だったのでお祝いし、それを機にモバイルサイトにも入り、いろいろ出演作を観てワクワクしたり泣いたり想いを馳せたりしました。一度観ると2〜3時間は拘束される映画が苦手だったのに、「今週末は〇〇を観よう」と楽しみに平日を過ごすようにもなりました。自分でも驚きです。

まだまだ知らないことだらけ。見るたびビジュアルがガラリと変わる綾野さん。お芝居が始まれば顔つきも声色も全然違う。魅力的。

俳優を続けてくれてありがとう。これからも、楽しく、健康で、幸せに、綾野さんがお芝居を続けられますように。