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重なる時は重なるのだ

先日、夜中に軽いアナフィラキシー症状が出た。蕁麻疹に呼吸苦、こちらは症状が比較的軽かった為、喘息発作の吸入薬でなんとか落ち着いたが、右瞼が酷く腫れ上がってしまった。真夜中に鏡で自分の顔を見てビビるくらいに。
翌日仕事を休み、流石に腫れ上がった瞼で、場面緘黙症の三女を学校に連れて行くのも嫌だったし、この日は二女の花粉症の目薬もついでに処方してもらおうと、二人とも学校を休ませ、眼科に付き合ってもらった。

瞼の腫れに牛乳瓶の底のような分厚い眼鏡、ビジュアル的にはもう最悪である。眼科は朝イチで行った割にはもう順番待ちの列をなしていた。1時間半程かかり、ようやく目薬を処方してもらい終了。診断はやはりアレルギー性結膜炎だった。アレルギー体質の私だが、もはや何が原因かも不明である。

さて、そのあと娘達と併設してあるショッピングモールをふらつき、買い物を少しして帰ってきたのだが、ここから不幸が重なったのである。

財布を見たらばなんと、免許証の他、1~2枚カードが抜け落ちていたのである。札入れのとこにポケットがあって、そこに入れてたはずの免許証がないのである。以前にも何度か抜け落ちて鞄の中にあったので、確認してみたのだがそこにも無いのである。

もはや脳内パニック。昨夜ほとんど眠れていない頭をフル回転させて、どこまで免許証があったのか考えてみたが…もうあやふやである。とりあえず立ち寄った店全てに電話をかけ、ショッピングモールのインフォメーションセンターにも問い合わせてみたが、届けられていないという。
お次は警察へ連絡。これで私の免許証がもし仮に不正使用されそうになったらば、即座に警察に御用となるらしい。そのあと警察から、運転免許証の再交付手続きなど教えてもらい、2:00-3:00までの時間でしか免許証再交付手続きが出来ないので急ぎたまへ、と促され…

出来たら半年以内に撮った証明写真もあればスムーズですと言われ、写りのマシなデータを探し、コンビニでプリントアウトして持って行く事に。

ぎりぎりタイムにお向かいさんに頼んで免許センターまで連れてってもらい、ようやく免許証再交付手続きをしたのだが、ここでまた不幸が重なる。

運転免許証再交付申請書、免許証亡失てん末書やらといった書類に記入し、そこに証明写真を貼らされたのである。そのあと詳細説明で係官と面談。証明写真を見ながら、私の顔を見比べる。。。何度か。いや、何度も。そのあと『あ、すいませんがマスクも外してもらっていいですか?』と。
笑えちゃう。そりゃー、係官の目の前にいる私と証明写真の私、瞼腫れ上がって違う人みたいだもんなぁ。いやはや恥ずかしいのなんの。係官は『あの…目がその…どうされましたか?痛そうですね』と苦笑い。

まぁそのおかげか和やか?に面談終了し、これでようやく免許証が再交付されるから一安心、免許証がもし仮に悪用されたら、という心配事も、ここでは詳細に述べられないが大丈夫だとわかり、では免許証ちゃっちゃと作っちゃって下さいな~♪となったのだが…

『では、今から免許証の写真を撮りますのでこちらへどうぞ~』とにこやかに言われたのである。
私『え?』
係『は?』
私『え…?あの~…持ってきた証明写真ではなくて?』
係『あ、そちらは書類のみに使用致しますので、免許証の写真は今から撮り直しでございまーす』

こ、こ、この顔でっっ!?
瞼腫れ上がったこの顔で免許証の写真撮影かぃっ!?
『大丈夫ですよー、はぁ~い、こっち向いてマスク外して、目を開いてみてくださ~い、はぁーい、大丈夫大丈夫。』

一体何がどう大丈夫だというのだろうか。
目、開いてますけど?
いや、この免許証が次の更新まで私の
身分証明となるのかい。いや、無理でしょ。見せれないわ、こんなもん。

しかもただでさえ免許証の写真ってなんであんなに写りが良くないのかと思うのだが、それに加えて今回の瞼の腫れ上がった私の顔よ…もはや極悪人顔よりホラーだわ。

出来上がった新しい免許証の写真を見て、家族全員から爆笑されたのは言うまでもない。

このように不幸が重なる時は重なるのだが、私の場合はこのパターンが多いように思われる。神様は今日も私に安息というものを与えてはくれないのであろう。

ひとつ言える事は、おかげで私はまたメンタルが鍛えあげられた。もはや最強に近づいてきたのかもしれない、ということだ。

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