最大の敵、「適」

 皆様、お元気ですか?
まだもう少し、淀んだ天気が続きそうですね。
雨による災害には充分にお気をつけ下さい。

 さて、今回は私の苦手なことについて書こうと思う。
それは、ズバリ「適」である。
「適度」、「適量」、「適当」など「適」が付く物事が甚だしく苦手なのである。

 しかし、この世の中は「適」で溢れている。
私はこれまで幾つかのアルバイトを経験してきた。
カフェ、焼肉屋、居酒屋、コンビニ、和菓子屋…
そのどれもで、「適」の壁にぶつかってきた。
「適量の塩を加えて…」
「適度な硬さになったら…」
「それは適当に見えやすいところに…」
非常に難解である。
「適」を含む指示を受けて、それに対して私が「これで良いですか?」と応えて一発合格であった試しが無い。
完全なる自分勝手であるが、「15グラム」「8分」「棚の上から2段目」などと、明確に提示して頂けないだろうか…と思ってしまうことが多々ある。
このような面倒な人間は少数派であるという自覚もある。
しかし、少数ながらも私と同類の方は居るのではないだろうか。
いや、居ないかな。

 こうして文章に書き起こしてみて客観的に見てみると、自分が実に小難しい人間であることに気が付いた。
他人を見ているかのように、「大体分かるやろ。」と自分で自分に対して感じた。
大体で動けるようになります。
解決しました。

 今回は、人間の「自己解決」の様子を観察して頂きました。
ご静読有難う御座いました。それでは。

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