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【NATURA CLASSICA】はじめてのフィルムカメラと私

現在は生産が終了してしまっている
FUJIFILMのNATURA CLASSICAというカメラが
私のカメラ人生で初めて購入したフィルムカメラになりました。

厳密にいえば、小学生の頃に、写ルンです(これもFUJIFILMだ…すごいな)を使ったことはあるけれど、それはちょっとノーカンだと思っている。

それが、およそ20歳の頃の話。

そう、キラッキラの大学生。

大学生になると、自由に使える時間とお金が増えて、なぜだか周りの子達も一眼レフなんかをやたら購入しだしますよね。
この現象に私も便乗してカメラ購入を考えだしました。

ここでなぜ私がデジタルでなくフィルムに興味を持っていたのかというと、
写真への興味があったのは中学生の頃からだったこともあり、「みんなと同じようなものを買ってもなぁ」なんていう、若干の厨二臭さを感じる考えがあったためでした。

見栄っ張りなんですよね、根本的に。

話はCASSICAに戻って、
今となってはこのカメラのヴィジュアルが大好きなんだけれど
このカメラの購入を決めた当時の自分にとっては、あまりにも無骨なデザインに見えて「買ってみたものの、なーんか使う気にならないな」なんて、カメラに対して非常に失礼な人間でした。

もちろん、現在、はちゃめちゃに反省しております。

8年前、一人暮らしのための引越し作業をしている時に、このカメラと再会したのでした。
その時は仕事に忙しく、またしても放置してインテリアと化していたのですが
4年前、不意にできた休日にCLASSICAを手に散歩をしたのを覚えています。

正直、たまたま入れっぱなしになっていたフィルム1本すら撮りきれませんでした。

けれども、光の入り方をみて、自分が綺麗だと思う場所を探す行為がひさしぶりで、自分でも驚くほどの満足感が。

撮ってすぐに確認できないもどかしさ、
現像したときのワクワク
小さなカメラだから、つい、出かけ先に持っていきたくなる。

(ちょっとポエミーになっちゃった)


購入してからここまで、約10年が経ってしまいました。

20歳の私、よくぞこのカメラを買ってくれた。グッジョブ。



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