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大人の階段をのぼる

長男君が4月から中学生になるので、学習塾を決めるために面談~体験授業を繰り返している。
三者面談では塾の先生から「大人になったら何になりたいの?」と聞かれることもあり、長男は少し首を傾げた後で「プログラマー」と答えている。

ほんとかな?
母の押し売りを言っているだけじゃない?

そう思うと、自分の母親としての言葉と行動にプレッシャーを感じる。
長男にプログラミングを習わせたことも、将来はそういう道を進むのが安泰なんじゃないかという考えも、私にとっては真摯で真面目なのだけれど。
それが長男の意志・希望であるとは限らないし、押しつけになっているなら申し訳ない。

12歳という年齢で人生を決めることは難しく、長男の希望はこれからどんどん変わっていくだろう。
私は親として、彼ができるだけ多くの選択肢と可能性を持つ人間になってほしい。
そして、自分の意志で選び進んでいける大人に育ってほしい。
そのためのサポートしか、結局のところできない。

私は母親というポジションを守って、その枠の中でできることを全力でやるしかない。

また、塾選びで面白かったのは、小学校担任の長男に対する印象・評価より、塾の先生の印象・評価の方が良かったこと。
入塾してほしいというお世辞もあるのかもしれないが、「地頭は良い」「基礎力はある(応用力はまだまだ)」という判断が大きくズレているとも思わない。

学校の内申点が純粋な学力だけでなく、子どもの人柄や先生との関係性で大きく変わるというのはコレなんだろうな、と感じたり。
学校で先生にゴマをすれとは言わないけれど、子どもの世界にも「うまく立ち回ること・根回しが大事」という要素が出てくると知って複雑な気分になった。

これもある意味「大人の階段をのぼる」ということなんだろうな。



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