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救急車に乗った

先週末、体調を崩して救急車に乗ってしまった。心身ともに疲労困憊しているところに、さらに無理をしてどうにもならなくなった。
外出から戻ってそのまま玄関に倒れ込み、動けなくなる私を見て、子どもたちは「これはまずいんじゃないか?」と動いてくれた。

12歳になったばかりの長男には、5歳くらいから「110・119の電話のかけ方」を教えていて、何を話せばいいのか書いた紙はつねに冷蔵庫に貼ってある。
ウチはシングルマザー家庭で、家には大人が私一人しかいない。
実家も遠い。
何かあったときは長男に何とかしてもらうしかない。

子供達が電話をかける声を遠くに聞いたかと思ったら、救急隊員がわらわらと玄関に集まっていた。

そんな中で、私は「すいません」を何度も繰り返していた。
言わなければいけないと思った。

大人なのにすいません。
倒れてすいません。
子どもに心配かけてすいません。
救急車なんか呼んですいません。

謝らないと自分が存在してはいけないかのような。
罪悪感でいっぱい。
そもそも低血圧なのにさらに血圧が下がって、腕そのものが痙攣するみたいにブルブル震えが止まらず、呼吸はどんなに空気を吸っても苦しくなった。


あの日、私は”破壊的”だった。
どう考えても心身は限界だったのに、さらにその先へ自ら堕ちていこうとしていた。
頑張ろうと思っていたのに。
ちゃんとしようと必死だった。
でも、なぜああなったのか、今冷静に考えてもよくわからない。
セルフコントロールがきかなくなるほど、私は何をしていたのだろう。

何もしていない。
家事育児と仕事と。
日常をただ繰り返して、そして限界を迎えていた。

私の日常がもう、限界なのだ。
気づいたら、既に壊れていた。

自分が万能だなんて思わないし、むしろできることの方が少ないと思っている。
やらなければいけないことだけを追っているのに、それでも毎日はギリギリに過ぎていく。

心が駆られる。


少なくとも、あと13年は生きなければ。
そこまでは、ぶっ倒れても何しても、走り続けなければいけない。

自分を上手に生かす方法が知りたい。

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