手術のこと
手術当日のAM6時、飲むと腫瘍の部分だけ光る(そんな便利な薬があるのか?)を飲みました。少量なのにかなりすっぱかったのを覚えてます。この薬を飲むと、500ルクス以上の光に当たると光過敏症になるみたいで8時50分に手術室までは毛布にくるまれて行きました。いよいよ、手術です。
9時~18時くらいまで手術してたと思います。ICUには入らず無事帰ってこれたのが何よりでした。
手術は、まず全身麻酔をして手術の準備から始まります。11時くらいに目が覚めてそこからはずっと意識がある状態でした。
手術中はiPadを使ってものの名前を答えたり、握力を測ったり、足首を上下に動かしたりしました。それを何度も繰り返して、でも、だんだんと物の名前が答えられなくなっていくのを実感したことを覚えてます。術中にMRIも撮りました。気分が悪くなったりするそうなのですが、私は大丈夫でした。
手術後は、親族のみ面会可能でした。特に、母親の顔を見たときはなぜか泣いてしまってました。きっと、緊張や不安から解放されたんでしょう。
そばに、ずっと奥さんが居てくれました。1人で不安な時にそばにいてくれたので、奧さんには感謝してもしきれないくらい感謝してます。
言語野を摘出したので、失語症がでました。今は、かなり回復してきましたが術後に関してはほとんど喋れなかったです。
文字をうつことも困難なくらいでした。しっかりリハビリに取り組んだ私と、全ての協力してくださった医療従事者の皆さまのおかげでここまで回復できたと思ってます。ありがとうございます。
そして、無事退院を迎えることができました!リハビリをしてから職場復帰しようと思い、今はリハビリを頑張ってます。