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道をひらく

松下幸之助さんの「道をひらく」を読みました。

頭に残ったのは「病を味わう」という章。

いつの時の病が死につながるのか、それは寿命にまかすとして、こんどの病もまた人生の一つの試練なりと観ずれば、そこにまたおのずから心もひらけ、医薬の効果も、さらにこれが生かされて、回復への道も早まるであろう。  
病を味わう心を養いたいのである。そして病を大事に大切に養いたいのである。

松下幸之助「道をひらく」

自分が抱えている「癌」という病気も、
人生の中の壁の一つだと思うと少し捉え方が変わりました。

みんな大なり小なり人生の途中で壁にぶつかるのは同じで、
自分はたまたまそれが癌だっただけの話だと思ってます。

「辛酸を嘗める」という諺があります。

しんさん【辛酸】 を 嘗(な)める

つらいめにあう。苦しいことを経験する。

精選版 日本国語大辞典  

どうせ嘗めるなら味わっていきたいものだな、と思いました。