脳の発達

昨日、高校3年生に性教育した。
軽度知的の生徒だから、いずれ家庭を持って暖かい家族を作ってほしいと願っての指導。
だから、性欲、性欲のコントロール、セルフプレジャーについては肯定的に、マナーを守ってできる人になってほしい、そんな思いを載せたいと、始めに私の思いを載せました。

冒頭、ピルコンのhpの表紙を流しながら話したのですが、
この表紙がめちゃめちゃ良いのです♡
人生を自分でデザインしよう
そのために性について学ぼう

って感じ。考えさせました。
自分の人生をデザインするってどういうことだろう?

自分で決める、気持ちのコントロールをする…

それじゃあ、自分で決めるって何を決めるの?

仕事会社に行くとか、行けるかどうか?…

行けるかどうかをどうやって判断するの?

体調とか…

体調がどんなふうだと出勤してどんなふうだとお休みするの?

ちょっと、食い下がってみました。
狙いは、2つ。
1つはどんなに考えても、迷いは出てくること、わからないけど、決めるしかないってことを実感してもらうため。
もう一つは、決めた先に相手がいることに気づかせるため。会社を休んだら、相手に負担があることがこの子達にはイメージできない。わからなくても良いから、知っておいてほしいことでした。

それを踏まえて、性について勉強する時間にしたかった。

次からは、男女に分かれて勉強するんだけど、共通してわかってほしい内容だけは伝えたくて、
性欲がなかったら…
男女のsexまでのプロセスを少し話してみた。

人類に性欲がなくなったら、何年で人は滅んでしまうのか?
100年だそうです。
100年って、あっという間ですよね。性欲は生き物になくてはならないものなのだと知って欲しかった。

男女の身体の発達はスキャモンの成長曲線で説明。20歳くらいには人としての体は完成する。
その中に、男性は射精できるようになること、女性は生理があることも、含まれていてできるようになることはとっても良いことだ!という事を伝えた。

そして、性欲のコントロール、sexまでのプロセスは男女で違う事が多い。
男性はおしっこと一緒で溜まれば出したくなる、生理現象である事が多くて
女性は恋するとキュンキュンして近づきたくなる、そばにいたいという気持ちが大切になる事が多いと説明しました。

そこで20分間指導の1を終えました。

カラダの発達は20歳くらいまでで完成しますが、

脳の発達は20代も続くのだそうです。つまり、30歳くらいまで脳は成長する⁉︎

軽度知的で20代前半に性的な課題が起こる人がそこそこいます。
電車で女性に近づいたり、ストーカー的な行動に出てしまったり…

知的障害を抱えている人の発達はゆっくりな事が多いので、中学生高校生なら許されたりするような事を20代でやってしまった!っ事に。そうなると、軽度知的だから、は通用しない。

私たちに課せられた使命は大きいと感じるし、それとともに、社会にも見守る体制を作る。

そう心から願います。

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