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【入院が決まったら】限度額適用認定証を申請するかどうかを考えよう

たろーくんの限度額認定証
裏面


こんにちは、はなちゃんです🌼
突然ですが!みなさんは限度額適用認定証ってご存知ですか?

入院するときにとっても大事な大事な、
でも申請しないと適応されない😢!
個人的には入院が決まったら
すぐの申請をオススメする制度なんです。



ちなみに私は、家族が入院などを経験したこともなかったので
全く知りませんでした…💔




限度額適用認定証ってこんな制度です


たろーくんは国民健康保険ではなく
全国健康保険にお世話になっているので、
今回は全国健康保険協会のHPを参考に
お伝えできればと思います。


医療費が高額になりそうなときは限度額適用認定証をご利用ください。
医療機関等の窓口でのお支払いが高額な負担となった場合は、
あとから申請いただくことにより自己負担限度額を超えた額が払い戻される「高額療養費制度」があります。
しかし、あとから払い戻されるとはいえ、一時的な支払いは大きな負担になります。
「限度額適用認定証」を保険証と併せて医療機関等の窓口(※1)に提示すると、
1ヵ月 (1日から月末まで)の窓口でのお支払いが自己負担限度額まで(※2)となります。
保険医療機関(入院・外来別)、保険薬局等それぞれでの取扱いとなります。
同月に入院や外来など複数受診がある場合は、高額療養費の申請が必要となることがあります。
保険外負担分(差額ベッド代など)や、入院時の食事負担額等は対象外となります。

全国健康保険協会(協会けんぽ)HPより抜粋

つまり、医療費がたくさんかかってしまった時は
申請すればあとから自己負担額以上に支払った分が
戻ってくるという「高額療養費制度」はありますが💡
この制度だと、とりあえずは高いお金を支払わなくてはいけないという点で
困ってしまうこともありますよね!


しかし「限度額適用認定証」があれば
とりあえず高いお金を支払う、という工程を省けるのです。





しかし医療費がただになるわけではありません。
どれくらい支払うのかな?と不安な方には
こちらの資料も参照いただきたいです。

2021年に協会けんぽにもらった資料


年齢や収入などで金額が変わってきます。
ちなみにたろーくんは
この資料の中の「エ」という区分に当てはまっています。
なので、月々の治療費は57600円で始まり
数か月後には44000円になるということが分かります。


この制度は正直たろーくんの入院まで
全く知りませんでしたが…知ったあとは、
治療を継続していく上で
とても大事な大事な制度だと強く思ったので
みなさんにシェアしたいと思いました💡




すぐに申請した方がいいのか、判断しよう!



まず始めにお伝えしたいのは、
お金に余裕がある程度ある人は
入院初期のバタバタしている時に
優先でやる必要はないかもしれない制度だということ。
( 高額療養費の制度を利用すれば、
 入院費を支払ったあとに申請すれば
 基準より多く支払った分が戻ってきます。)




家族が入院となると、本当にバタバタします。
特にたろーくんは緊急入院だったので
とってもとってもバタバタしました。

たろーくんと私の場合は
歯医者さんに行ったつもりが
どんどん大きな病院を紹介され、
たくさんの検査をして、
家族も病院に呼ばれ、入院の説明を受け
今度は入院に必要なものを準備するために
馴染みのない街で右往左往して
両方の家族に状況を説明をして
一日の最後に主治医の先生から
正式に「急性骨髄性白血病」であることと、今後の治療方針の説明を受け
白血病の人は無菌病棟に入らなくてはいけなかったので
そのままたろーくんとしばらくのお別れをして…


そんな一日でした。


…個人差はあると思いますが
私はこれくらいのバタバタで心も体も
すごく忙しくなってしまったので、
もしお金にとても余裕があるなら
次の月くらいからの申請をしたかったです…💔

でもうちはお金にそんなに余裕がなかったので
すぐに申請すべき状況でした。
何故なら限度額適応認定証は申請した月から
遡って戻っては認定されないからです。




お金に余裕がたくさんあるわけじゃない人
病院で入院の手続きをしたら、
次にすぐ動くべき申請
だと個人的には思います。

まずは
①お金にある程度余裕があるか
②長期入院になりそうか

(事前に長期入院が見込まれる場合は
 高額療養費の制度を使うより限度額適応認定証の方が便利です。)

この辺りを参考に、判断してもらいたいです。





実際の入院費の一例

しかし経験がない人は
入院にどれくらいお金がかかるのか
想像もできない人も多いと思います😕

そこで、一例ではありますが
彼の入院費をお見せします。

実際病院に支払うお金というのは

治療費(検査代や薬代など)+食事代+保険適用外(個室を患者側が希望した場合のベッド代やレンタル用品代など)

になります。
そうなんです!入院費って治療費だけじゃないんです😭!
ここにはないお金も色々かかって…
この話はまた別の機会に詳しくお話ししますね!

下記の写真はたろーくんの
実際の支払った入院費の領収書の
一部になります。


4月23日~4月30日の入院費

自己負担額の①57600円という金額は
限度額適応認定証を病院の窓口に提出した際の
治療費の自己負担金額
です。


ここで自己負担額が57600円になっているのは
限度額適応認定証のお陰です😃
本来であれば、三割負担なので
788980円の三割ということで236694円を支払わなくてはいけません。
( 高額療養費の制度を使う場合は
 この236694円を一度支払いして
 申請してから差額が戻ってくる制度です。)


②は食事代の自己負担金額です。
※こちらも請求金額より下がっていますが
 限度額適応認定証のお陰ではありません。

 健康保険の入院時食事療養費という制度があり、
 病院の食事代は一食640円となっていますが
 厚生労働大臣が定めた基準があるらしく…
 彼の場合は一食460円の枠に該当するので、
 差額は健康保険で賄えるようです!


つまりは限度額適応認定証が適応されていなければ
4月入院分の支払い金額は
236694円+10120円で「246814円」になっていたのです。


それが限度額適応認定証があったお陰で
「67720円」に抑えられているのです…
これは私たちにはありがたいありがたい制度でした。



ちなみに先ほどの写真はおおよそ8日分の入院費なので
案外お金かからないかも!?と思われた方も
いらっしゃるかもしれません。

なので次の月の領収書の一部も
参考に載せておきます。

5月1日~5月31日の入院費


3219420円という、ドキドキする金額が
書いてありますよね😱

これを限度額適応認定証を出さずに、三割負担で払った場合は…
965826円になって
食事代等と合わせると
1008766円を一時的でも、支払わなくてはいけません😱😱😱!!!


私たちには、この金額を何ヶ月分も
建て替えるのは正直無理です。


しかし限度額適応認定証があったので
この月の支払いは100540円で済んだのです✨

これなら希望がみえますよね!




個人的にはすぐの申請をオススメします


入院が決まってからは
本当にバタバタしてしまいますが、
個人的には限度額認定証の申請をオススメします。

理由としてはお金の有無は
治療の継続や家族の生活に直結しているからです。

例えば患者本人が
「お金の面で家族に迷惑かけてしまっている…」なんて
悲しい気持ちにならないためにも、
可能であれば、ご家族の方はどんどんこういった
制度を活用していければいいなぁと思います。


みんなが少しでも安心して前向きな気持ちで
病気と向き合えますように!



うちは全国健康保険協会(通称協会けんぽ)でお世話になっているので
そちらのHPを貼っておきます!
私の説明より、もちろん丁寧で分かりやすいです💕


今回は限度額適用認定証がどんなものなのか、
使うとどういったメリットを受けられるのかを
お話ししました。

次回は限度額適用認定証の
申請の仕方や使い方をお話しできたらいいなと
考えています。



長々となってしましたが

私の経験したことの範囲ですが、
誰かの不安を取り除くことができたら幸いです。


読んで頂きありがとうございました!




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