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秋山純監督「20歳のソウル」は市立船橋高校の実話。泣きっぱなしだった。

秋山純監督「20歳のソウル」(2022年)は市立船橋高校の応援曲「市船soul」にまつわるノンフィクション小説(中井由梨子)の映画化作品。主人公はこれを作曲した吹奏楽部の生徒。将来は憧れの恩師のような音楽教師になり、母校吹奏楽部の顧問になることを目標に大学に進むが、癌を患い20歳で死去。吹奏楽部164名が参列した奇跡の告別式は市船高の伝説となった。
まばゆいばかりの青春と、ある愛の歌のような悲恋と、同期生たちとの熱い友情、家族、恩師らの深い愛情で胸がいっぱいになる。

神尾楓珠、前田航基ら学生たちがピュアでとてもいいが、佐藤浩市、尾野真千子、高橋克典らがまた滲み出る愛情表現で素晴らしい。
泣きっぱなしの136分だった。
原作も読んでみたい。